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「い足す言葉」?

「ら抜き言葉」はもう市民権を得ているかと思います。
「見れない→見れない」
「起きれない→起きれない」
NHKは、インタビューなどを放送するときに「ら抜き言葉」が出てくると、字幕で「ら」を補っています。涙ぐましい努力のようにも思えます。
よく言われることですが、この変化は必然性があるので、もう元にはもどらないでしょう。
そろそろNHKもあきらめるのではないでしょうか。

「れ足す言葉」というのもあるそうです。
「行けない→行けない」
「書けない→書けない」
「泳げない→泳げない」
こちらはまだ違和感を感じる方のほうが多いかと思いますが、ぼちぼちテレビなどでも耳にします。

そしてさらに…
「い足す言葉」が広がってきているそうです。
「声がでなくなる→声がでなくなる」
「おいしかった→おいしかった」
「しなくていい→しなくていい」
「遠い→遠い
なんと、権威ある日本語学会の2022年春季大会でも、この「い足す言葉」の使用実態についての発表があったそうです。https://www.jpling.gr.jp/taikai/2022a/2022a_program/
そういえば、聞いたことはありますし、見たこともあるのですが、単にケアレスミスだと思っていました。

まだ「い足す言葉」と検索しても出てこないようなので、それほど認知はされていないのかとも思うのですが、もう少ししたら、「ら抜き言葉」のように、新しい変化の方向として定着していくのでしょうか。
注目して観察してみたいと思います。

みなさんは「い足す言葉」を使いますか。
あるいは耳にされたり、目にされることはあるでしょうか。
お時間があれば教えてください。