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インドネシアでワクワクしたこと

アクティビティとは別に、今回は久しぶりに色々初挑戦もした旅行だったため列挙していく。

・羽田空港からの出国
・羽田空港でのWiFiレンタル
・配車サービスアプリ(Grab)
・ジャカルタのバス網を網羅した乗り換え案内アプリ(Trafi)
・ドリアンを食べる
・カプセルホテルに泊まる(国内も含め初)

さて、上記を詳しく書く前に、これだけは言わせてほしい。
これまでそこそこの数の国を訪れ、各国で「ありがとう」だけは必ず覚えて使うようにしてきた(挨拶はひとつで全部の時間を網羅できる時だけ覚えた)。インドネシア語では「テレマカシー(カタカナだとちょっと発音や抑揚が違うが)」がありがとうに相当する。教えてもらったところによると、ギブアンドテイク的な意味からきてるとのこと。
外国人が自国語を覚えて「ありがとう」を言うと90%超の確率で「どういたしまして」に相当する先方からの返答を笑顔とともにいただけるわけなのだが、これがインドネシア語で「しゃましゃま〜」なのだ!!!
可愛いのだ!めちゃくちゃ可愛いのだ!!私は、途中から公共施設なんかのアナウンスでテレマカシーの発音を緻密に研究し、恐らく外国人とは思えないクウォリティでテレマカシーが言えるようになった。もちろん、この「しゃましゃま〜」を聞くためだ。
可愛い店員さんなんかが笑いながら「しゃましゃま〜」と言ってくれた時のなんとも言えない嬉しさをここに記しておく(初めて徳島弁の女の子と話した時以来の衝撃でした)。

羽田空港からの出国

何気に初めての経験だった。そもそも千葉に住んでいた時期はまだ羽田からの国際線は数が少なかった。関西に来てからは基本的に関空を使っていたので当たり前と言えば当たり前。国内線との乗り継ぎが便利な羽田からの入出国はすごく便利だった。行きは天ぷら弁当を食べ、帰りはムスリムの国だったインドネシアで欠乏した豚肉をトンカツ定食で癒した。
ただ、帰りの国内線ターミナルの混雑はエライもので、GWの国内事情に一気に引き戻され、興ざめだった。

羽田空港でのWiFiレンタル

かつて世の中ガラケー時代、旅行中の情報収拾や日本のニュースを見るにはインターネットカフェで15分いくらとお金を払っていた時に初めての海外旅行を経験した私は、情報遮断や現実からの隔離が海外旅行感を一層引き立たせてくれると感じてしまう部分がある。そこで、maps.meというオフラインでもGPS情報とあらかじめダウンロードしておいた地図情報で現在地を表示できる地図アプリを入れて満足し、これまで現地で常にオンライン状態を保とうなんて考えなかった。しかし、今回はなんとなく気が向いたため、羽田で借りてみることにした。これが後述するアプリを使えるようにしてくれたり、様々プラスに働いてくて今後の旅行では、オフライン旅行はしないなと感じた。
今回は8日間で3500円強だったと思う。すごく安いが、ものすごくデカくて重い端末だった。デカイ分バッテリーは朝から晩までつけっぱなしでも1/3くらいは残っている安心感だった。しかし、個別の充電も必要で、結構面倒だった。今回は2人で使ったので結果的には良かったが、次回は、他の方のnote記事を読んで海外のプリペードsimを使ってみようと思った。
ちなみに、1泊目のホテルは東南アジアでフランチャイズ展開しているRedDoorsというホテルチェーンの営業力などがイマイチ感のあるローカルホテルで、英語で日本人と登録して予約してるのにインドネシア語でメッセージが届く始末。よくわからないが、当日ジャカルタで国内線待ちしている間に、「今ジャカルタで飛行機待ってます。ホテルの滞在楽しみにしてます。」的な返信メールを送ったら、予約が確定しましたなんてメッセージが帰ってきて、びっくりしたんだけど(しかも、2人なのにシングルルーム 笑)、現地でWiFi使えたので、こういうやりとりもその場その場でできて良かったと思った。部屋の種類は到着後、無事に無料で変えてくれました。

配車サービスアプリ(Grab)

今回の挑戦の目玉。
Uberの東南アジア版みたい。Eats部門もあるし、バスやバイクもあるみたい。Uberを使ったことがないので、比較はできないが感動した。
1つ目のホテルから空港へ行く時から、普通にタクシー呼ぶより、アプリで読んだ方が安いから、こっちでいい?と聞かれたりしたんだが、これがボロブドゥール遺跡ツアーの日本語ガイドのアリフが大絶賛で絶対使った方が良いと。試しにジョクジャカルタの空港ホテル間で比較したところ、往路タクシーは150kルピアだった。復路はホテルのフロントの兄ちゃんにGrabを手配してもらったら32kルピアだった(10kルピアが80円)。なんだ、この価格の差はと衝撃を受ける。
ジャカルタのホテルについて、私は真っ先にこのアプリをインストール、セットアップした。そしてわからないなりにイジっていると、どうやら最初に現在地から移動したい場所を指定すると、現在の混雑具合などを勘案した料金とルートが表示される。これで、Bookボタンを押すと、すぐに近くのドライバーから応答があり、この人でいい?と聞かれるので、OKを押すと、連絡を取り合い、落ち合う手はずを整える。基本は電話が来るみたい。
今回は、ホテルから最後にジャカルタの空港に戻る際に利用した。
電話が来た時に「日本人だから説明できないし、よくわからん」と英語で言ったら、「OK!Just Wait.」とだけ言ってくれて3分くらい待ったら車が現れてくれて、名前で呼びかけて確認してくれた。荷物積んで、後部座席に乗り込んだら、ドライブスタートで後は最初に表示されたルートに従って、走ってもらって着いたら最初に表示されたお金と高速料金なんかがあれば追加で支払う。電卓を表示してくれるようで、それを見せてもらって現金で精算(国内で口座を持ってたらキャッシュレスももちろんできる)。めちゃめちゃスムーズで、心配もない。向こうもたまたまなのか、ある程度英語が出来る方で助かった。後で、ドライバーをレビューしてとアプリが通知をしてきたので、5つ星付けさせていただきました。
こういうアプリとかを使いこなす人には当たり前なことばかりなのかもしれないけど、私にとってこの体験は衝撃だった。海外での車移動は本当に目的地に最適ルートで向かっているのかや、どれくらいでつくのか。自分は騙されてないかなど不安が多い。その辺を丸っと解決し、なおかつ安いとはどうなってんだ!?と思ってしまった。日本ではカーシェアはよく使われているのを見かけるけど、Uberはドライバーも客もハズレを引いて嫌な思いをした体験が聞こえてきたりして、二の足を踏んで使ってみようと思わなかった。カーシェアは運転できなきゃいけない。私のようなペーパードライバーは運転なんかできればしたくない。でも、車でしか行けない場所はたくさんあるけど、タクシーは高くて無理。こんなニーズに真っ向から立ち向かえる最強のサービスだなと思った。最後しか使えなかったのが心残りだが、いい経験ができた。

ジャカルタのバス網を網羅した乗り換え案内アプリ(Trafi)

ジャカルタは地下鉄が今年部分的に開業したばかりで、市街地の移動はもっぱら車とバイクになってしまい、典型的な東南アジアの朝晩の大渋滞が発生する街だ。それを中々面白い着想で解決しようと試みているのがトランスジャカルタという専用レーンを走る路線バスだ。一応、建前上専用レーンなので、信号待ち以外は渋滞を避けてスムーズに移動できる画期的なシステムが構築されていた。専用レーンへの他の車の侵入も控えめでバスを完全にブロックして有名無実化するなんてことにはなっていなかった。
路線バスの現在地情報は日本でも結構見られるようになってきたが、トランスジャカルタではバス停が地下鉄の駅のように改札つきで、主要乗換駅みたいなものまであり、非常に複雑だ。路線バスなので線路よりもたくさんの経路が複雑に絡みあい、乗り換えもめちゃくちゃ難しい。最短で、目的地に行くためのルートが10分違えば乗り換え場所が変わったりするし、バスが遅れれば変わるのだ。
これを現在情報を常時更新、再計算を続けて、最適な情報を提供し続けてくれるアプリがTrafiだ。これは日本でインストールしていったので、スムーズに使えた。
こんな交通網を利用すること自体が初めてなので、かなり面白かった。バスはバス停が1mくらいの高さになっているので、ドアも高く造られているし、2両連結のものは前方が女性専用車両だったり、そもそも1台丸ごと女性専用車両だったりもした。
問題点としてスリが非常に多いらしい。全てのバス停のアナウンスの後に必ず、自分の荷物はきちんと管理して、無くなってるものがないか確認してくださいっていう注意が入れられていて、よっぽどなんだなと思った。ラッシュの時は満員バスになり、被害も多いそうなので、旅行者はその時間はいろんな意味で乗車するのは遠慮した方がいいだろう。今回、夕方に乗った時に一度女性のスリが捕まっているのも目撃した。
普段、海外旅行で路線バスに乗るのは難易度が高く、億劫がってタクシー使ったりしてしまうのだが、ジャカルタの渋滞に巻き込まれるくらいなら、このトランスジャカルタを使ってみようと思って、アプリを入れたが、非常に良いアプリだったし、面白い体験ができた。

ドリアンを食べる

表題のまんまである。
私は、これまで何度も東南アジアを訪れているが、ドリアンの匂いを嗅がなかったことはない。しかし、最初の頃はビビっていたし、途中からはなぜか機会に恵まれず、果物の女王と呼ばれるドリアンを食べたことがなかった。友人も同じだったらしく、どこかで食べたいねと話していた。スーパーでカットドリアンなんかも売っていたが、かなり高い上に、ホテルはドリアンの持ち込み禁止だったりする 笑
説明を忘れていたが、ドリアンは強烈な匂いをあたり一面の撒き散らす。アジアの屋台や商店街では臭豆腐かドリアンかといった感じ。臭豆腐も食べたことないんだよなー。
今回、全ての観光を終えて、オールドジャカルタと言われるエリアの有名カフェで休憩してた時に友人がメニューにドリアンを使ったスイーツを見つけた。それが、上の写真。ご飯にココナッツペーストがかけられており、その上にある白いのがドリアン。緑の板は謎の軽いサクッとした甘いものだった。
感想としては、結構おいしい。ドリアンキャンディというサルミヤッキと同じくらい罰ゲームお菓子のお土産があって、最後まで舐めてられない不味さが記憶に残って悪影響を与えていたが、本物はちゃんと美味しかった。友人は、めっちゃうまい!って感動してた。そこまでか?とも思ったが 笑
また機会があれば、もっとただのフルーツとして食べてみたい。

カプセルホテルに泊まる(国内も含め初)

ジャカルタの空港への渋滞は朝がヤバイと事前情報を得て、7時発の飛行機だったため、安全を見て、空港近くに泊まろうと調べたところ、空港内にカプセルホテルがあったので、チャレンジ。中の写真は疲れてて撮ってなかったため外観だけだが、近未来をコンセプトとして表現を狙った面白い見栄えのホテルだった。個室の内装、外装ともシート成形の大きな樹脂がたくさん使われていて、強度を出す意味と外観の意味を兼ねた近未来ロボ風の意匠が全体に施されていた。後で、寝てる時にやかましいなと思うに至った鍵の開錠音なんかもロボットっぽくて拘りを感じた。
カプセルホテルは多分、ドミトリーに泊まれる人なら問題なく泊まれると思った。空港内施設なので、水回りはものすごく綺麗。空港で食事やお土産を買うこともできて、便利だし、ホテルチェックアウトから航空会社デスクへのチェックインまで10分あれば十分。焦る必要が全くない。空港のアナウンスも防音されていて寝る部屋には聞こえてこなかった。
が、かなり大人数が同じ空間に泊まることや、出発便によって動く時間がバラバラなせいで、常に人が出入りする音がしてやかましすぎた。
今度、日本で柴田文江さんのデザインしたカプセルホテルにでも泊まってみたなと思った。

挑戦した諸々の記録は以上。

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