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期待値

競馬予想における期待値とは?

賭けたお金に対してどれだけのリターンが期待できるかを示す指標です。

期待値は以下のように計算されます。

期待値 = (勝つ確率 × 配当額) - (負ける確率 × 賭け金)

この計算式を覚えて下さい。

具体的に例を使って説明します。

【例1:単勝馬券の場合】


勝つ確率
ある馬が勝つ確率を30%(0.3)と予想します。
配当額:この馬が勝った場合に得られる配当が5倍(例えば、1000円賭けると5000円になる)とします。

賭け金:1000円とします。

この場合の期待値を計算します。

1.勝つ場合のリターン
 勝つ確率 × 配当額
 0.3 × 5000円 = 1500円

2.負ける場合の損失
 負ける確率 × 賭け金
 負ける確率は、1-勝つ確率なので
 0.7 × 1000円 = 700円

3.期待値の計算
 1500円-700円 = 800円

この期待値800円は
賭けた1000円に対して
将来的に得られる平均的なリターンが
800円プラスであることを意味します。

【ポイント】
期待値がプラスであれば、その賭けが長期的に有利であると考えられます。
期待値がマイナスであれば、その賭けは長期的には損をする可能性が高いという事です。


【例2:三連単馬券の場合】


先ず三連単の説明
三連単とは、競馬のレースで1着、2着、3着になる馬を正しい順番で当てる馬券のことです。
三連単は非常に難しい予想が必要なため、的中時の配当も高くなる傾向があります。

三連単の【期待値】を計算するためには、以下のステップで考えます。

1. 各馬の順位確率を予測する
まず、各馬が1着、2着、3着になる確率を予測します。
これは、競馬予想における分析やデータに基づいて行います。

2. 配当を確認する
三連単の配当は、賭けた馬の組み合わせが実際に1着、2着、3着になる場合に得られる金額です。
オッズ(倍率)として表示され、例えば「100倍」のオッズなら、100円賭けて的中した場合に1万円が戻ってくることになります。

3. 期待値を計算する
三連単の期待値は、各馬が指定の順位に入る確率に基づいて計算します。

期待値 = (的中確率 × 配当額) - (外れる確率 × 賭け金)

例: 具体的な三連単の期待値計算
仮に、次のような予想をして三連単を購入したとします:

1着: 馬A(30%の確率で1着)
2着: 馬B(20%の確率で2着)
3着: 馬C(15%の確率で3着)

配当額: この組み合わせが的中した場合の配当が100倍(賭け金100円で1万円のリターン)
賭け金: 100円

このとき、三連単が的中する確率を求めます。1着、2着、3着にそれぞれ正確に入る確率は、これらの確率を掛け合わせます。

的中確率 = 0.3 × 0.2 × 0.15 = 0.009(0.9%)

次に期待値を計算します。

1. 的中時のリターン
0.009 × 10000円 = 90円

2. 外れた場合の損失
1 - 0.009 = 0.991(外れる確率)、0.991 × 100円 = 99.1円

3. 期待値の計算
90円 - 99.1円 = -9.1円

この結果、期待値は-9.1円になります。
この三連単に100円を賭け続けた場合、長期的には1回あたり9.1円の損失が見込まれることを意味します。

【ポイント】
三連単は非常に難しいため、配当が高い一方で、期待値がマイナスになることも多いです。
しかし、しっかりと分析し、的中確率と配当のバランスを考えながら購入することで、より良い結果が得られる可能性があります。


【まとめ】
競馬予想で期待値を考えることは
感情に左右されずに合理的に賭けるための重要な手法です。
期待値を基に、どの馬券に賭けるべきかを判断することで、長期的な収益性を高めることができます。

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