2024エンプレス杯 レース分析と考察

今年から時期を変えて5月に実施されることとなったエンプレス杯

本日は、このレースを考察していきたいと思います。

エンプレス杯は、川崎の2100メートルという長距離の特殊条件で行われます。

川崎の2100メートルは、コーナーを6回回り、勝負どころの残り800メートル付近で一気にギアチェンジを要求され、そこからゴールまでトップスピードを持続させる我慢比べに耐えうる能力が要求される舞台になります。

どちらかといえば、ヨーロッパの競馬に近い能力が要求されるこのレース

ヨーロッパの競馬は、起伏の激しいコースで行われる中長距離のレースで、厳しい負荷のかかる道中をどれだけ我慢して、最後まで他の馬に先頭を譲らないかというレース環境の中で生き残った馬が子孫を反映させられる可能性が高い競馬文化。

究極の底力が試される環境で生き残ってきたタフな舞台に強い血統が、この舞台に適しているといえます。

加えて、いわゆる高いダート適正も必要であり、ダート適正と過酷な条件にも怯まない底力を兼ね備えたタイプを選びたいところ

それを踏まえて、今回の注目馬を挙げたいと思います。

【注目馬 アーテルアストレア】

昨年のレディスプレリュードを制して重賞ウィナーの仲間入りして以降は、古馬牝馬重賞の常連となった感のある同馬

父リーチザクラウンは、内包するシアトルスルーの影響力を色濃くだし、UAEダービー馬のクラウンプライドなど、ダート適正の高い産駒を多数輩出した種牡馬

母父は、ヨーロッパ最高峰レースである凱旋門賞を制したワークフォースと、このレースの傾向に合致

前走は、その前のクイーン賞を激走した反動から少々セーブ気味の調整で、体も増えていたことに加え、道中一気に捲る負荷の高い競馬となり、不利な条件が重なった中での2着と、改めて自力の高さを見せました。

今回は、大舞台に向けてきっちり乗り込まれてきており、巻き返しが期待できると見ます。

以上、今回は、アーテルアストレアに注目してレースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。



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