5月4日 東京湾カップ 傾向分析

ゴールデンウィークに入り、各地で重賞競走が行われ、地方競馬も大変な盛り上がりを見せています。

ここ数年、コロナ禍で無観客競馬が続き、寂しい景色が続いていましたが、やっと少しずつ競馬場にも熱気が戻ってきた印象ですね。

さて、本日は、船橋競馬場で行われる、東京湾カップの分析を公開したいと思います。

2年前はエメリミット、マンガン、昨年はギャルダルと、ここをステップにクラシックで好走する活躍馬を輩出している同レース。

今年はどんなレースになるでしょうか。

まずは、血統面の傾向から見てみたいと思います。

過去3カ年で毎年絡んでいるのはストームバードの血を持つ馬、及び母父サンデーサイレンス系。

地方3歳クラシック戦線ではもはや主流となってきた感のあるストームバード、ストームキャット系ですが、ここでもその威力を発揮しています。

ストームキャット系は、早熟傾向が強く、馬体の完成が早いため、2歳戦で強さを発揮する産駒が多いのが特徴です。

地方競馬の3歳のクラシック戦線においては、早い段階で体が完成するアドバンテージに加えて、スピート能力の高さが優位に出ることが多いと言えます。

それを踏まえると、1700メートルという中距離のレースですが、クラシック戦線に直結するレベルのレースであり、中距離を走り切るスタミナとともに、高いレベルのスピードが要求されるレースというのが、この東京湾カップといえるでしょう。

また、母父サンデーサイレンス系という点ですが、過去3カ年の該当馬はバブルガムフェロー、アグネスタキオン、ネオユニヴァースと、いずれも芝2000メートルのG1を勝っている馬です。

芝の2000メートル戦は、スピードとスタミナをバランスよく兼ね備えていなければ勝つことができないレース。

この観点からも、東京湾カップは、スピードとスタミナをバランスよく兼ね備えた血統背景を持つ馬を狙うのが得策といえそうです。

今回上記の点に該当する馬はというと

【ストームバード、ストームキャットの血を持つ馬】

マイブレイヴ タツノエクスプレス

【母父サンデーサイレンス系】

フレッシュグリーン

以上になります。

また、上記の条件には該当しませんが、1番人気になっているロマンスグレーは、以前注目血統として取り上げたエスポワールシチー産駒。

勢いに乗ったゴールドアリュール系は、その余勢を駆って、上級条件で好走するということを書かせていただきました。

今回は、前に行きたい馬も少なく、ハナを取れる可能性が濃厚で、ゴールドアリュール系の特徴が活きるのではないでしょうか。

加えて、もう1頭のゴールドアリュール系である、スマートファルコン産駒のキャッスルブレイヴも、人気のマイブレイヴや、フレッシュグリーンと差のない競馬をしており、ここでも好勝負ができるのではないかとみています。オッズを考慮すると狙い目かも知れません。

ご参考にしていただけると幸いです。


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