優駿スプリント 傾向分析

先週の宝塚記念は、タイトルホルダーの圧勝という結果となりました。

パンサラッサがかなり速いペースで逃げたにもかかわらず、落ち着いて追走し、直線では後続を寄せ付けない、まさに完勝と言える内容での勝利。

秋は凱旋門賞挑戦が濃厚ということで、今後の楽しみが広がる1戦となりました。

さて、熱い競馬はこの後も続いていきます。水曜日には、大井競馬場にて、上半期のダートグレード総決算帝王賞が行われますが、その前に、明日は3歳のスプリント重賞、優駿スプリントが行われます。

本日は、この優駿スプリントの分析を行いたいと思います。

それではいつものように血統面の分析から

過去3カ年を見てみますと3年すべて、ヘイローのクロスを持っている馬が馬券に絡んでいます。

ヘイローは、仕上がりが早く、主にスプリント系レースでそのスピード能力をいかんなく発揮する産駒が多い

3歳の上級条件で、そのスピード能力の高さを競うこの舞台は、ヘイローの血が非常に生きる舞台である可能性が高いと見ます。

また、3年前の同レースでは、1着のナガタブラックが父クロフネ、2着のロイヤルビクトリーが母父フレンチデピュティと、ヴァイスリージェント系の血を持つ馬のワンツー。

ヴァイスリージェント系も、高速決着に強い血統で、この舞台には適している血統と見ることができます。

それを踏まえて、注目馬を挙げてみたいと思います。

注目馬① プライルード

昨年の全日本2歳優駿では、中央馬を抑えて3着。クラシック戦線ではあと一歩結果を出すことはできませんでしたが、羽田盃の後はダービーに目もくれず、ここを目標に狙いを定めてきました。

血統的には、ヘイローのクロスを持つとともに、同馬のお姉さんは、2年前のこのレース2着のブロンディーヴァという血統背景もあります。

大外枠からのスタートになりますが、砂をかぶらずに気分良くレースを進めることができるという点が有利に働けば、その血統背景とともに有力な1頭と見ることができるのではないでしょうか。

注目馬② ティアラフォーカス

血統的には、母父フサイチリシャールということでヴァイスリージェントの血を持ちます。

1200メートル戦に矛先を向けてから、そのスピードを生かしたレース運びで前走のトライアルまで4連勝という成績を収めてここに駒を進めてきました。

母父のヴァイスリージェント系のスピードが活きるこの舞台での適性は高いものがあると見ます。

注目馬③ ポッドヘイロー

こちらもヘイローのクロスを持つ馬で、スピードを武器に安定したレースを展開している同馬。前走は、古馬相手に2着と健闘。2走前は、先にあげたティアラフォーカスの2着に敗れていますが、どちらのレースも不良馬場でのもの。ここまで挙げた2勝はいずれも良馬場でのもので、良馬場での開催が見込める明日は、その血統背景も相まって、大駆けの可能性を秘めていると見ます。

今回は、以上3頭を明日の注目馬としたいと思います。

予想は、ウマニティプロ予想MAXにて公開いたします。

よろしければ、こちらも是非ご覧ください。



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