2024プラチナカップ レース考察

本日、浦和競馬場では、重賞プラチナカップが行われます。

本年度から実施時期を5月に移しての開催となるこのレース

今年はどのようなドラマが生まれるでしょうか。本日は、このレースを検討していきたいと思います。

【プラチナカップ 浦和ダート1400メートル】

プラチナカップは、浦和競馬場の1400メートルで行われます

浦和の1400メートルは、スタート直後にコーナーを迎えるトリッキーなコース。

故に、スタート後のポジション取りが激しくなり、ここで良い位置をとってレースをスムーズに進められるかが鍵となります

また、スタートしてすぐにカーブを迎えるため、どうしても、外から位置を取りに行こうとすると、スタートから押していかねばならず、そのことがスタミナロスに繋がるケースもあります。

それを踏まえると、基本的には、まず内枠有利というレースになります。

そして、トリッキーなコース故に、コース適性の有無が問われる側面も多く、リピーターの活躍が目立つことも特徴の一つ

近年でも、ベストマッチョ、ダノンレジーナ、キタサンミカヅキといった実力馬たちが、複数回馬券に絡んでいるように、これまでこのレースで馬券に絡んだ実績のある馬の存在は無視できないでしょう。

次に、過去3ヵ年で馬券に絡んだ馬の血統から、レースの質を考えていきたいと思います。

2023年
1着 サヨノグローリー
父トゥザグローリー 母父シーキングザダイヤ
【欧州キングマンボ系×米国ストームバード系】
2着 アマネラクーン
父パイロ 母父Unbridled's Song
【米国エーピーインディ系×米国ミスタープロスペクター系】
3着 ベストマッチョ
父Macho uno 母父ストームキャット
【米国マイナー系×米国ノーザンダンサー系】

2022年
1着 ティーズダンク
父スマートファルコン 母父キングカメハメハ
【日本サンデーサイレンス系×欧州キングマンボ系】
2着 ワールドリング
父トゥザワールド 母父エンドスゥイープ
【欧州キングマンボ系×米国フォーティナイナー系】
3着 フィールドセンス
父ストリートセンス 母父スペシャルウィーク
【米国ノーザンダンサー系×日本サンデーサイレンス系】

2021年
1着 アンティノウス
父クロフネ 母父ネオユニヴァース
【米国ノーザンダンサー系×日本サンデーサイレンス系】
2着 ダノンレジーナ
父ダノンバラード 母父シャマーダル
【日本サンデーサイレンス系×欧州ノーザンダンサー系】
3着 マムティキング
父バトルプラン 母父デュランダル
【米国ミスタープロスペクター系×日本サンデーサイレンス系】

全体的には、スプリントよりのスピード血統というよりも、ネオユニヴァースやダノンバラード、キングカメハメハやその産駒のトゥザグローリー、米国系でもパイロやエンパイアメーカーなど、どちらかといえば中距離向きの血統構成の馬の活躍が目立っています。

このことから、ダート適正とダートにおけるスピード能力に加え、中距離を走り切るスタミナも同時に求められるのが、このプラチナカップであるといえます。

では、それらを踏まえて本日の注目馬を挙げたいと思います

【注目馬① アマネラクーン】
これまで16勝を挙げており、南関東でも屈指の実力を持ちながら、重賞にはなかなか手が届かないでいる同馬

なかなかローテーションや相手関係、枠などが噛み合わず、タイトル獲得までは至っていませんが、実績的には、紛れもなくこのメンバーでは上位クラス

今回は、有利な内枠に入るとともに、昨年の3着を筆頭に、16勝のうち実に14勝をマークするほど得意とする浦和の1400メートルで、リピーターにも該当

加えて、中距離を得意とするパイロ産駒と、血統的にもこのレースの傾向と合致

この馬にとって有利な条件が揃っている今回は、馬券圏内の可能性は十分あると考えます。

以上、本日は、アマネラクーンに注目して、レースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。


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