2023 北海道スプリントカップ レース分析と考察

昨日のさきたま杯は、イグナイターの勝利

さすが昨年のNAR年度代表馬という走りで、JRA勢を力でねじ伏せる見事な勝利でした。

そして、今年もまたゴールドアリュール系のワンツー

事前に挙げたレース分析でも、ゴールドアリュール系とさきたま杯の相性の良さには触れていましたが、改めてそのことが強く浮かび上がったレースでもありました。

シャマルの競走中止は残念でしたが、大事には至らなかったようですので、ゆっくりと体調を立て直して、秋には元気な姿を見せてほしいものです。

さて、本日は、門別競馬場にて、ダートグレード北海道スプリントカップが行われます。

本日は、このレースの分析を行っていきたいと思います。

【北海道スプリントカップ 門別1200メートル】

北海道スプリントカップは、門別競馬場1200メートルで行われます。

門別競馬場は、本年度、大規模な砂の入れ替えが行われ、園田や船橋と同じオーストラリア産の保湿性の高い砂が採用されています。

この砂は、砂粒の間に水分を長く保持できるため、重、稍重のような状態が続くのが特徴。馬にとっては、これまでよりも体感的に砂が重くなったように感じられるようです。

実際、開幕からの門別のレースを見ていても、スピードに乗って先行し、そのまま押し切るかに見えた馬が、最後に失速して差してくる馬にかわされるというシーンをよく見ます。

つまり、これまでのようなスピードで押し切る競馬が難しくなるとともに、重い砂を走り切るパワーがこれまで以上に求められるようになったと言えるでしょう。

そのことを踏まえて、本日の注目馬を挙げたいと思います。

【注目馬① アイオライト】

2歳時には、全日本2歳優駿で2着するなど、その素質の高さを見せていた同馬。

一時期スランプに陥った時期もありましたが、昨年の浦和記念で2着に入ると、そこからは主に短距離戦に活路を見出し、全て掲示板を確保と安定感が増してきました。

同馬は父が凱旋門賞馬ダンシングブレーヴの血を引くキングヘイロー、母父もキングジョージを制したオペラハウスで、重厚なヨーロッパ血統

その重厚さが、力のいるダートには適していると見ます。

ローテーションも、出走メンバーの中で唯一距離短縮で、前走長い距離を走ってスタミナを補完したアドバンテージも追い風となるのではないでしょうか。

【注目馬② ジャスティン】

もう1頭上げるとすればジャスティン

同馬の父はオルフェーブルですが、オルフェーブル自身、凱旋門賞で勝利まであと一歩と迫った実績の持ちで、先述のダンシングブレーヴやオペラハウス同様、ヨーロッパのパワー競馬に適した血統

現在のパワーが必要とされる門別の馬場には、高い適性を見せる可能性があるのではないかと考えます。

以上、本日は上記2頭に注目してレースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

そちらもご覧いただけますと幸いです。


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