2024クイーン賞 レース考察

地方ダート競走改革に伴い、2月の施行となったクイーン賞

故に、今回は、前回の施行から約2ヶ月足らずで再び実施されるという特殊な状況で行われることとなりました。

前回から間隔が短いこともあり、再びの出走となるメンバーも多い今回のクイーン賞

本日は、このレースを検討して参ります

【クイーン賞 船橋ダート1800メートル】

クイーン賞は、船橋競馬場ダート1800メートルで行われます

前回と大きく異なるのは、水分をかなり含んだ状態で行われる点

発走までには徐々に水分も抜けていくにしても、水が浮くようなシャバシャバというよりは、どちらかといえば粘土のような質感が感じられるような馬場になりそうな今回のクイーン賞になります。

そうなると、脚に絡まりつくような砂を走ることになるが故に、馬にとっては深い芝の重馬場を走るような感覚になる可能性があり、殊更パワーが求められることになります。

深い芝の重馬場で思い浮かぶのが、ヨーロッパの芝

良馬場でも重馬場を走っているようだといわれる程パワーが必要とされるケースも多いヨーロッパ競馬

そうした環境のなかで生き延びてきた血統は、まさに強靭なパワーを伝える遺伝子と言えます

それを踏まえて今回の注目馬を挙げたいと思います。

【注目馬① キャリックアリード】

父のキズナは、ダービー馬ですが、その母父であるストームキャットの血を色濃く伝え、ダートを得意とする産駒を多く輩出している種馬

そして母父は、ヨーロッパ競馬のトップサイアーである、サドラーズウェルズを父に持つガリレオ

キズナから受け継ぐ高いダート適正に、ヨーロッパのパワーが補完された血統構成は、今回の舞台にマッチするのではないかと考えます

【注目馬② アーテルアストレア】

こちらも父はダービー2着のリーチザクラウンで、一見芝の要素の強い血統に思えますが、リーチザクラウンは、母父方に、アメリカダートの名血であるボールドルーラーに繋がるシアトルスルーを有しており、その色を強く伝え、ダート適正を高く持つ産駒を多く輩出しています。

加えて、母父は凱旋門賞馬のワークフォース

こちらも、父方の高いダート適正に、母父方のヨーロッパのパワーを補完する血統構成で、今回の舞台にマッチするのではないかと考えます。

以上、本日は上記2頭に注目して、レースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。


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