関東オークス レース回顧

先日は、川崎競馬場にて南関東牝馬3冠の最終関門、関東オークスが行われました。

勝ったのは4番人気のグランブリッジ。先行策から逃げたラブパイローを直線きっちりと捉えての、まさに完勝でした。

2着のラブパイローも、スタート少々出負けぎみでしたが、強気にハナを奪い、きっちりと連対。地元山崎騎手の地の利を生かした騎乗も見事でした。

3冠がかかったスピーディーキックに関しては、さすがに中央勢と未知の距離という壁もあったか、惜しい3着でしたが、直線はしっかり脚を伸ばしており、その実力は十分に見せた内容でした。秋も期待したいと思います。

さて、先日公開したレース分析では、このレースの注目馬として、1着のグランブリッジと、2着のラブパイローを取り上げています。


注目理由としては、川崎2100メートルの上級条件における父アメリカ血統の優位性、及び近年重要度を増してきた母父サンデーサイレンス系のスピードの双方を兼ね備えた馬が有利という見立てでしたが、結果を見る限りは概ね合っていたかなと思います。

また、結果としては、前に行った3頭の上位独占でしたので、雨でスピードの出る馬場状態で、前有利のレースになったことも上記2頭には追い風だったように思われます。

今後、川崎2100メートルの上級条件においては、ますます父アメリカ系、及び母父サンデーサイレンス系の優位性は増してくる可能性がある。そんな印象を受けたレースでした。

また、細かいところまで掘り下げてみると、上位の2頭は、共にサンデーサイレンス系でもノーザンテーストの血を持ったサンデーサイレンス系を母父に持つ2頭です。

昨年の勝ち馬ウェルドーンも、母母父の血脈にノーザンテーストを持っていましたし、レースは違いますが、1月に同条件で行われた報知オールスターカップを圧勝したノーヴァレンダも父ダイワメジャー×母父クロフネというノーザンテーストを持つサンデーサイレンス系×アメリカ血統というパターンでした。

アメリカ血統、サンデーサイレンス系に加えて、ノーザンテーストの血という血統も、今後この条件では注目してみてまいりたいと思います。

以上、関東オークスのレース回顧でした。

この後は、本日の中原オープンの分析をアップしたいと思います。

ウマニティプロ予想MAXもよろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?