2023神奈川記念 レース分析と考察

昨日の全日本2歳優駿は、フォーエバーヤングの快勝

それまでの後方からのレースから一転、積極的な先行策からの押し切りと、堂々たる横綱相撲での勝利でした。

馬主の藤田晋氏にとっても、GⅠ級競争の勝利は初ということで、うれしい勝利となったことと思います。

気の早い話かもしれませんが、昨年の勝ち馬デルマソトガケのように、来年は海外遠征も視野に入ってくるかもしれません。

川崎から世界へ、まさに夢が広がるレースでした。関係者の皆様、おめでとうございます。

さて、本日は、2日連続重賞の第2弾、神奈川記念が行われます。

このレースは、本年度限りの特別レースということで、過去のデータが一切ないという特殊なレース

それだけに、いつもと違った観点から考えていかなければなりません。

今回このレースを考察する上でポイントにしたいのは年齢

基本的に、ダートの場合は特に、馬体の完成度的に若駒と古馬の力差がほぼなくなるのが、この12月ごろと言われます。

ダートレースは、芝に比べ、スタミナやパワーの要素が強く、馬体が完成してフルにその馬力を使えるようにならないと、第一線級で戦うのが厳しいレース

人間でも、例えば高校野球で鳴らした選手が大学、社会人野球で、そのレベルの高さに圧倒されたという話をよく聞くことがありますが、体の成長度という点を考えると、それは確かに納得いく話

馬にも同様のことが言えるのでしょう。

そのような意味でも、ここにきて馬体がぐっと成長して完成形に達してきた3歳馬には要注意

それを踏まえて今回の注目馬を挙げたいと思います。

【注目馬① ユティタム】

3連勝で臨んだジャパンダートダービーでは、2番人気に押されたほどの実力馬

当時は、素質は高いものがあったものの、タフな2000メートルのレースではもろさを見せるなど、その素質に体が追い付いていないと言った印象でしたが、夏を超えて、体に芯が入ってきた印象

今回は、中央古馬混合オープンを経てのローテーションで、相手も与しやすくなりそうなこともあり、馬券圏内の可能性は十分にあると考えます。

【注目馬② オマツリオトコ】

昨年の全日本2歳優駿ではデルマソトガケの2着と、同世代のダート路線ではトップレベルで活躍してきた同馬

馬体の完成が早いタイプで、3歳ながら、8月の古馬混合ダートグレード「サマーチャンピオン」では、2着に入るなど、既に古馬と戦える下地が整っていることも、ストロングポイント

前走の東京盃では、さすがにペースが厳しく、その早いペースに戸惑った印象でしたが、今回はそれに比べると体感的にペースはゆったり感じられそうで、巻き返しが期待できる1頭です。

以上、本日は、上記2頭に注目してレースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?