中原オープン 傾向分析
先日の関東オークスのレース回顧をアップいたしましたが、その余勢を駆って、本日のメイン、中原オープンの分析もアップしたいと思います。
この時期の2000メートル戦になってまだ2年しかたっていないオープンレースですが、重賞ウィナー5頭を含むなかなか骨のあるメンバーが今年は揃いました。
川崎の長丁場としては、先日の関東オークスのように2100メートルのレースと、この中原オープンのように2000メートルのレースと2パターンありますが、その傾向はレースによって異なってきます。
中原オープンの場合、一昨年は父モンテロッソの産駒は1,3着、そして、昨年は母父ロベルト系とヨーロッパ型ノーザンダンサー系のワンツーと、どちらかといえば、ヨーロッパ型のスタミナ、パワーが活かされる特徴を持ったレースとなっていそうです。
日本時間の昨日深夜に行われたプリンスオブウェールズステークスをご覧になった方はお気づきになったかもしれませんが、ヨーロッパの競馬は非常に起伏の激しい馬場で行われることが多く、バテないスタミナと、きついアップダウンをも苦にしないパワーが要求されます。
中原オープンに関しては、そうしたヨーロッパの競馬を走り切る能力が要求される傾向の強いレースといえそうです。
それを踏まえて注目馬を挙げてみたいと思います。
注目馬① ジョエル
父はヨーロッパ型のロベルト系トーセンブライト。3走前に同条件で行われた日吉オープンでも好走しており、コース適性はありそう。前走は重賞で強いメンバー相手のレースに苦戦したが、今回は、それに比べると戦いやすいメンバー構成。血統背景とともに、重賞でもまれた経験がここでは活きそう。
注目馬② アトミックフォース
中央から移籍後2戦目で、前走の皐月盃オープンを圧勝。負かした相手は重賞でも好走しているエメリミットで、今後の活躍が期待できる内容であった。父は、ヨーロッパ型キングマンボ系のワークフォースで、血統的にも合っていそう。200メートルの距離短縮がどう出るかだが、前走くらいのパフォーマンスを出せれば有力な1頭といえそう。
注目馬③ アングライフェン
昨年の勝島王冠では、松崎騎手を背に3着と、重賞でもまだまだ戦える力があるところを見せている。父ステイゴールドは、起伏が激しくヨーロッパの競馬場に近い構造の中山競馬場を得意とする馬を多く輩出しており、ヨーロッパ的な馬場に適した種馬。加えて母父のパントルセレブルは凱旋門賞の勝ち馬で、ヨーロッパ色の強い馬場への適性は高いと見る。
以上、本日は上記の3頭に注目してみたいと思います。
予想につきましては、ウマニティプロ予想MAXにて公開いたします。気が向きましたらご覧いただけますと幸いです。
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