マイルグランプリ レース分析と見解

まさに夏真っ盛りといった季節になってまいりました。今週の中央競馬では、新潟名物、直線競馬の重賞アイビスサマーダッシュが行われます。

夏競馬も本格化といったところですが、地方競馬でも熱い戦いが続いています。

本日は大井競馬場で、マイルの重賞、マイルグランプリが行われます。

秋への飛躍を見据えた馬たちの熱い戦いが期待できそうですね。本日は、このレースを分析してみたいと思います。

まず、このレースは、大井競馬場の内回りで行われるというところがポイントでしょう。

外回りに比べて小回りになるため、器用さや、コーナーをうまく立ち回る能力がことさらに要求されます。また、直線距離も外回りよりは短くなるため、内枠、特に逃げ先行タイプの馬には有利なレースになります。

その点を踏まえての注目馬は以下の通り

注目馬① リコーシーウルフ

逃げてこそ持ち味を発揮できる同馬。同じタイプのスマイルウィが外に入ったこともあり、オーソドックスに考えればハナを主張していく可能性が高いと考えられます。

加えて、同馬の父はゴールドアリュール系のスマートファルコン。ゴールドアリュール系は、格上げ挑戦のレースであっても、そのダート適性の高さゆえに、あっさりとクラスの壁をクリアするケースが多くみられることをこれまでも折に触れて書いてまいりました。

枠順と血統背景を考えると上位に評価したい1頭です。

注目馬② アヴァンティスト

今回が中央からの転厩初戦になりますが、この馬も先行タイプで内枠を引きました。

現在の大井の馬場は水分を含んで渋っており、比較的タイムも出やすい状況。特に、大井の上級条件戦では、馬場が渋ると芝適性が要求されるレースの質になることがよく見られます。(不良馬場で行われた昨年の勝島王冠などは、1~3着全てを、中央の芝レースで掲示板に乗った経験がある馬が独占!)

同馬の父は、芝のスピード勝負に強いダイワメジャー。パワーも兼ね備えたタイプゆえに、ダートでも最近は活躍馬を輩出していますが、元来は芝のスピード勝負に適した産駒が多いタイプ。

すんなり先行し、うまく立ち回ることができれば、一発も期待できるのではないでしょうか。

注目馬③ ゴールドホイヤー

オッズを考えると、この馬にも魅力を感じます。トランセンド産駒である同馬は、気ムラな面があり、走る気をなくすと全く走らないが、しっかりスイッチが入るとその能力をフルに発揮して勝ちきるという、どちらかといえばピンかパーかのタイプです。

そうは言っても、羽田盃を快勝したクラシックホースであり、古馬になってからも昨年の報知グランプリカップを制し、夏のサンタアニタトロフィーは2着に入るなど、能力的には申し分ありません。

安定感がないゆえにオッズが低いのであれば、むしろ積極的に狙うべき1頭ではないでしょうか。

そのほかでは、2年続けてこのレースで馬券圏内に好走し、重賞戦線で常に安定した成績を収めているグレンツェントなどにも注目したいところです。

予想につきましては、ウマニティプロ予想MAXにて公開いたします。こちらの方も是非ご覧ください。

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