2023 白山大賞典レース分析と考察
9月に入っても厳しい残暑が続いていましたが、ようやく風も涼しくなってきました。
季節の変わり目は、体調を崩すことも往々にしてありますので、疲れなどためないよう、体調管理に努めたいものです。
さて、今日から2日間は、秋のG1シリーズに向けた前哨戦2鞍、金沢の白山大賞典、船橋の日本テレビ盃が行われますが、本日はその第1弾である、白山大賞典を分析してまいりたいと思います。
【白山大賞典 金沢ダート2100メートル】
白山大賞典は、金沢競馬場2100メートルで行われます。
ダートの2100メートルというと、番組数も少なく特殊な条件。
それだけに、要求される能力の方向性も割とはっきりするもの
近3カ年で馬券に絡んだ馬の血統構成を見てみると
2022年
1着 ケイアイパープル(父パイロ 母父シーキングザゴールド)
【米国エーピーインディ系×米国ミスタープロスペクター系】
2着 ラーゴム(父オルフェーヴル 母父Candy Ride)
【日本サンデーサイレンス系×米国ミスタープロスペクター系】
3着 カフジオクタゴン(父モーリス 母父メジロベイリー)
【欧州ロベルト系×日本サンデーサイレンス系】
2021年
1着 メイショウカズサ(父カジノドライヴ 母父コロナドクエスト)
【米国エーピーインディ系×米国ミスタープロスペクター系】
2着 ミューチャリー(父パイロ 母父ブライアンズタイム)
【米国エーピーインディ系×欧州ロベルト系】
3着 スワーヴアラミス(父ハーツクライ 母父Sligo Bay)
【日本サンデーサイレンス系×米国ノーザンダンサー系】
2020年
1着 マスターフェンサー(父ジャスタウェイ 母父デピュティミニスター)
【日本サンデーサイレンス系×米国ノーザンダンサー系】
2着 ロードレガリス(父ハーツクライ 母父フサイチペガサス)
【日本サンデーサイレンス系×米国ミスタープロスペクター系】
3着 ロードゴラッソ(父ハーツクライ 母父キングマンボ)
【日本サンデーサイレンス系×欧州キングマンボ系】
近2年は、エーピーインディ系が連覇。他でも、3年連続で父、もしくは母父が米国系の馬が連対と、米国系の優位性が目立っています。
このレースは、それに加え、長距離でスピードを持続させる適性、そして、距離延長に対する適性の高い血を併せ持つことも重要
米国系の血に加え、ノーザンテースト、チーフズクラウン、フサイチペガサス、そして、サドラーズウェルズなどの血を併せ持つことで、ダート長距離におけるスピードと、その持続力がトップレベルまで引き上げられた血統構成の馬に有利なレースとなっています。
では、それを踏まえて、本日の注目馬を挙げたいと思います。
【注目馬 セイカメテオポリス】
今年に入り、重賞3勝と完全に本格化した印象の同馬
血統的には、父がエーピーインディ系のマジェスティックウォリアーで、このレースの傾向に合致
また、母父側に、距離延長でパフォーマンスを上げる傾向の強いチーフズクラウンを持ち、ダート長距離におけるスピードとその持続力に優れた配合となっています。
今回は、地元のトップジョッキーである青柳騎手を迎え、勝負気配も漂う同馬。
オッズ的にも中央勢に人気が集中し、盲点となりそうなこともあり、配当的な妙味も感じられます。
以上、本日は、セイカメテオポリスに注目してレースを楽しみたいと思います。
予想はウマニティにて公開いたします。
こちらもご覧いただけますと幸いです。
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