【全頭所見】


①サトノインプレッサ 坂井

スタートで後手をとったとはいえ、見せ場なしの13着に終わったNHKマイルを見るに、あまり期待を寄せることはできないか。
今回も後方からの競馬になると思われ、最内が却って仇になる可能性も。内を捌くか外をまわすか、ダービー初騎乗の坂井騎手は難しい選択を迫られる。


②アルジャンナ 浜中

1勝馬。
きさらぎ賞では川田の騎乗もまずかったもののコルテジアに届かず、毎日杯ではサトノインプレッサの進路を塞いだものの抜け出されてつかまった。
川田はこちらに戻らず、追い切りにも乗れないガロアクリークへ。


③ワーケア ルメール

弥生賞を使っておきながら、中山が合わないと皐月賞をスキップしてここに直行。消耗もなくリーディングジョッキーで得意の東京に臨む、しかも好枠ということで、二強に次ぐ人気を集める勢い。
が、冷静に考えてここ2戦は凡走とまではいかずとも、ヴェルトライゼンデ・サトノフラッグにそれぞれ0.3秒差で負けており、得意だという東京で好パフォーマンス見せていたのは昨秋の話。それも相手関係はさほど強くない。
3〜4番人気になるのであれば明らかに過剰人気。来たらしょうがないと切るか、抑えるとしても3列目まで。


④レクセランス 石橋脩

無敗で臨んだ皐月賞はスタートで行き脚がつかず、そのまま後方で終わる。
勝ってたときの相手や着差からも、ここでの見直しは難しい。


⑤コントレイル 福永

脚色からしてサリオスとの差は広がっている可能性の方が高く、それ以外の馬との格付けは既に済んでいる感があり、盤石の大本命として問題ない。
不安があるとしたら、皐月賞のように行き足がつかず(つけず)後ろからになったうえに、オークスのデアリングタクトばりに包囲網に遭ってしまうこと。デムーロや武あたりが嬉々としてかぶせてきそうで怖い。

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