【全頭所見】

①スカーレットカラー

良い位置どりから伸びなかったエリザベス女王杯の敗因は、距離か太め残りかわからないが、もし態勢整えて出てきたとしても、戦歴からこのメンバー相手の勝ち負けは厳しいと判断。
おそらく最後方近くからになるであろうこの馬には最内枠もそこまでのアドバンテージではない。


②スワーヴリチャード

3歳時に見せていた大気の片鱗を思うと小さくまとまってしまった印象は否めないが、どえらい不利があったときは別としてGⅠでの好走率は高く、ジャパンカップにて久々のGⅠ戴冠。それをどれぐらい評価するかが取捨の分かれ目。
走りぶりを振り返ると、近年のこの馬は弱くもないが強くもない印象。大崩れはしていないとはいえ、アーモンドアイには2度0.9秒差つけられ、リスグラシューやキセキにも完敗している。今年のJCはそのレベルの馬でも展開向いて好騎乗できれば勝てるメンバーだったに過ぎないのでは。
好枠に入り、穴人気しそうなこともあるので切りの一手。


③エタリオウ

果敢に好位につけたJCを横山騎手はじめ陣営は、やっとエタリオウらしい走りを取り戻したと言っているが、レースレベルを考えるとあの垂れ具合はシビアにとらえたい。
あの鞍上のことなので、あんなコメントを出しつつも、今回はまた後ろから末脚にかける競馬になるのではないかと踏んでいるのだが、どちらにせよ古馬になってからのGⅠ3戦すべて1秒以上差で負けている馬には期待を寄せるのは難しい。

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