異物混入で組織は活性化する
本文
食品会社にとって【異物混入】は会社を揺るがす大事件。プラスチック片に金属片、虫なんか入っていたら衛生管理者はお先真っ暗。異物を嫌い、異物を恐れ、徹底して異物を排除します。
日本は「衛生管理」のレベルが高い国です。海外に行って帰ってくると日本の衛生度の高さはピカイチだとわかります。清掃が行き届き、消毒がなされ、除菌消臭グッズがそこら中にあり、ファブリーズの売上は100億円を超えている。
穢(けが)れを忌み、禊(みそぎ)をすることで、心身ともに浄化してきた日本人の精神性が、現代文明の中で異常なまでに露呈されています。
水によって禊をすることが影響したのでしょう、日本人の多くは毎日お風呂に入り、体と頭を洗剤で洗います。欧米諸国と比べると、日本人はシャンプーの頻度が倍ぐらいあります。日本人はほぼ毎日、シャンプーして頭を洗いますが、欧米諸国では週に3日程度です。
洗剤を使って体と頭を洗う行為を頻繁にすると、皮膚のバリアを創り出す表皮の常在細菌(医学解説はこちら)が取り除かれ、体や頭皮を保湿する油分も流されていく。体にとっていいことはないのに、そこまで禊たくなるのはなぜなのでしょう。
日本人が異常に禊をするのは、異常に穢れているからです。日本人の多くは、社会生活の中で穢れています。そこまでしなくても、そこまで言わなくても、本当はこれぐらいでOKだったらみんな助かるのに、ヤリ過ぎだなぁと思いながら、【何も言わず、何もせず、見過ごす】。本人がこの状況を良く知っています。分かっていても見過ごしたときって、頭をクシャクシャにかきむしりたくなりませんか?
ここから先は
場活王ジパング【週刊】
それはちょうどいい!いきあたりバッチリ!が場活の合言葉。 日常を楽しく生きるために必要なメソッドを数千人との対話の中から導きました。いまも…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?