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金、金、金と叫ぶのは、メダルだけでいいよね。

3年前に2020年のオリンピックが東京に決まった瞬間には、正直「どうしよう・・」と期待と不安が入り交じった心境だった。落ち込んだ景気の起爆剤となり、震災からの復興が加速していけばという希望的観測と、現実問題として東京でオリンピックを開催する意味がよく分からなかったし、かつての長野やアテネ、北京のオリンピック後の荒廃ぶりがあまりにも酷い状況だというのは、誰もが知っている周知の事実だったからだ。

都民としては、大勢の外国人が押し寄せてくることへの治安の悪化やテロ、それに伴う厳戒態勢にも似た警備は日常生活に少なからず影響を与えるだろうし、江戸川区民としてはカヌー競技場建設のために葛西臨海公園の干潟を造成するということだったので、元野鳥の会会員としてもこの計画案には反対署名をさせていただいた。(後に競技場建設予定地が中川河口に近いエリアに移動となりました。)
正直、現実の状況を何も知らない人達が、適当に計画をしてるんだというのはこの時点でよーく分かりましたが、案の定、その後国立競技場のデザイン案をめぐる騒動で、あまりにも適当すぎるオリンピック招致委員会の無計画さが露呈する結果となりました。
この会場の問題は、様々な競技にも広がり、もともとの「おもてなし」のプレゼンでは、確か「既存の施設を生かした8Km圏内のコンパクトなオリンピック」を提唱したはずだったのですが、いつの間にか競技会場は東京を抜け出し、千葉や埼玉はおろか静岡県まで広がり、もう東京オリンピックなんて呼ぶのもおこがましいレベルになっています。
そして記憶にも新しい「エンブレム問題」。広告代理店とデザイン業界の不透明な審査が浮き彫りにされたのはまぁいいとしても、そこに多額のお金の流れもあったと思われ、きな臭さが一段と増してしまいました。
そんな、いざこざから信頼回復をと厳正な審査のもと新しいエンブレムが決まったのがつい先月の4月。
新国立競技場のデザイン案も決定し、聖火台を設置する場所の問題などあるが17年1月ごろから工事が始まるようである。
ようやく、大枠が決まり「これで少しは開催に向けて安心して見守れるかな」と思った矢先・・・

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