「プロゲーマーの暴言問題」という実質的に存在しない問題

プロゲーマーが差別発言で炎上した、という問題は実際は問題じゃない。
「いやいや、ニュースにもなって社会問題になってるでしょ」と思った奴は、
メディアが問題だと言ったら問題だと思い込むアホだ。

eスポーツの観客は、大半がプロリーグの配信を見に来ている。
プロゲーマーの個人配信まで見に行くのは、数から言ってマニアと呼んでいい。
そして、暴言が炎上するのは、決まって個人配信の方だ。
本命の大会配信じゃない。最も注目される大会中に暴言が出るわけではない。
インタビュー中に「老人は安楽死させた方がいい」などと言い出したら、
不快になる人間の数が多すぎるので、コミュニティからも抗議の声が出るだろう。
しかし、個人配信の方は見る人間が限られているので、
そこでポロッと出た差別発言など少数しか聞いてない。
不快になる人数が純粋に少ないわけだ。
だから差別発言で厳重処分が下された時、コミュニティの反応は微妙な感じになる。
「そんなこと言ったんだ」「あーあ、失言を掘り返されちゃったか」と。

プロゲーマーの失言にコミュニティの反応がニブいのは、
当事者の大半が被害を受けていないからだ。
アンチが失言をSNSで拡散して、はじめて失言を知ることになる。
つまりプロゲーマーの暴言というのは極一部のファンしか知り得ない。
大半の客にとっては大会配信が全てであって、配信で暴言が出ることはない。
だから実質的に問題が存在しない。

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