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インドネシアのBCA銀行の住宅ローン(KPR)金利
ジャカルタから東のチカラン方面へ延びるTol(高速道路)や、西のBSD・タンゲラン方面へ延びるTolを走る道すがら、クラスター住宅販売の広告看板がやたらと目に付きますが、価格はだいたい700juta~2.2Miliyarくらいの物件が多いということは、今のインドネシアの中間層に対してこれくらいの価格帯が一番売れ筋なんだと想像されます。
年々右肩上がりでインドネシア人の世帯所得が増えているとはいえ、日本円で700万円から2200万円もする建売住宅を現金一括払いできる人は少ないので、日本と同様に家を買う時にはKPR(Kredit Pemilikan Rumah 住宅ローン)を組むのが一般的です。
インドネシアの住宅ローンが気になって、BCA銀行のサイトを調べてみたのですが、最初の3年間は固定金利(fixed rate)3.95%適用後、4年目以降は変動金利(floating rate)11%(2024年現在)が適用されるコースが一番上に記載されており、BCA銀行がKPRの営業をする際には最低金利であるこの3.95%を推してくるものと想像されます。
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固定金利と変動金利のギャップが滅茶苦茶大きく、4年目以降に返済が滞る人が続出するのではないかと思われますが、私が目にする建売住宅の広告看板の価格の中間値くらいの1.4Miliyar(約1400万円)の家を、上記のBCA銀行の一番上のコース
1~3年目まで固定金利3.95%
4年目以降は変動金利11%
借り入れ期間12年
に申し込んだ場合のシミュレーションをしてみました。
インドネシアの場合、最低でもDP(前金)20%は要求されますので、借り入れ額を1.12Miliyarとしておりますが、これはちょっとにわかに信じがたい茨(いばら)の支払いスケジュールが待っているような・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1719740639484-QlgLXEcRrq.png?width=1200)
BCA銀行の担当者に聞いたわけでもなく、計算方法が間違っているかもしれませので、上記シミュレーションは参考程度にお考えください。
それにしても3年目までの毎月の支払額が11juta、4年目以降は18jutaで、12年間の総支払額が借り入れ額の2倍以上になるとか地獄でしかないので、インドネシアのように金利が高い国で、住宅ローンで家を買う際には、最初の借り入れ額をいかに減らせるかが重要なのかもしれません。