ニュース教材181『ローマ字の書き方』
ニュース記事を使った読解教材です
やさしい日本語を使った最近のニュースを使って読解力をつけるための記事です。
はじめに、本文を読みやすくするための簡単な解説をつけます。
毎週続けて日本語の文章に慣れていきましょう。
ローマ字の書き方が変わる?
ローマ字とは、日本語のカナをアルファベットで表記する方法です。
パスポートや、クレジットカードの名前など、日本国外の人にも、自分の名前を示さないといけない時や、コンピュータの入力方法として、『ローマ字入力』をする場合などに使います。
このローマ字の表記方法には、大きく分けて「訓令式」と「ヘボン式」があります。
どちらも、子音(K,T,Mなど)と母音(A、I、U、E、O)を組み合わせて日本語のカナ発音をあらわすという部分では同じですが、細かいところが少し違います。
有名なのは「ち」や「つ」ですね。
訓令式は「ti」「tu」と書きますが、
ヘボン式では「chi」「tsu」になります。
また、長音(のばす音)を表わす時に、母音の上に「^」のような記号を入れて
おおさか (Ôsaka)、こうべ (Kôbe)、とうきょう (Tôkyô)
のように書くのも訓令式の特徴です。
国際的には通用しないと知って驚きました。
訓令式は、いかにも「日本の古い方法」って感じがしますが、日本の学校では何十年もこのルールでローマ字を教えていました。
なんでもかんでも新しいものが良いとは限りませんが、ローマ字に関しては、「平安時代からの伝統がある」というようなことはありませんので、みんなが使いやすいように変えて行ったら良いと思います。
記事本文は以下のリンクから読めます。読んだ後は、下の問題にチャレンジしてください。
問題
最後に読解問題です。ニュースに書かれている内容が分かれば答えられると思いますので、答えは書いていません。
ニュースの本文を読み返しながら答えてもかまいません。
問題①
記事の中で紹介されている「ローマ字の表記法」は、何式と何式ですか?
問題②
ヘボン式のローマ字表記にはどのような特徴がありますか?
問題③
昨年、文化庁が調べたときには、「覚えやすい」という意見が多かったのはどちらの表記方法ですか?
どうでしょうか?
答えが分からない人や、正解を確認したい人は、What'sAPPなどで聞いて下さい。
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