第88回 日本語勉強会
いよいよ日本に来る日が近づいてきました。本当は思ったよりも長くなってしまったので大変だった反面、その分、日本語レベルが高い状態で日本に行くことができます。
日本の文化についても他の人よりも知っているのではないでしょうか。12月のJLPT試験が日本で受けられることになった場合は、みなさんそろって合格できるようにがんばりましょう。
ラマダンのあとのレバランのあとにセブラン
日本人には分かりにくいですが、「-an」の韻をふんでいて良いですね。
インドネシア語の名詞には最後が「-an」になるものが多いのですが、「ラマダン」はアラビア語、「レバラン」はインドネシア語、「セブラン」はインドネシア語だけど語源はオシン語かもしれませんので、3つは偶然同じ韻をふんでいることが分かります。
(セブランは「-ang」ですが日本人には同じに聞こえる)
三つの違いとして、今回私が理解したのは、
1.「ラマダン」はラマダンのこと(有名)
2.「レバラン」は「イード・アル=フィトル(Eid al-Fitr)」のこと
3.「セブラン」は、バニュワンギの祭りで「Seblang Bakungan」が人気
ということですかね。
根絶
混雑と発音が似ていますが意味は違います。
混雑は、道やお店などにたくさん人や車がいて、混んでいる状態。ramai。です。
根絶は、
『植物を根まですっかり絶やすこと』
という意味ですが、それをメタファーとして、ほかの生き物や事象に対しても使います。
例)
・暴力団を根絶しよう!
・この池から、ブラックバスを根絶する
インドネシア語だと、根絶は「pemberantasan」と訳されますが、似た意味で「絶滅(kepunahan)」という言葉にも「pemberantasan」の訳があてられることがあります。
絶滅は、
「その生き物の種が完全にいなくなること」
ですので、「結果だけをあらわす」というのが特徴です。
また、「無くなってしまって残念」というニュアンスもありますので、絶滅してしまったものに対してはポジティブな扱いです。
・恐竜は絶滅してしまった。
・乱獲のせいで、バリムクドリ(Jalak bali)は絶滅しそうになっている。
ちなみに、『世界的に絶滅しそうな生き物を保護しよう』という活動のなかで使われる、『Terancam kritis(インドネシア語)』は、日本語では「絶滅危惧種」と言われています。
空いている/空いている
『抱くと抱く』、『包むと包む』のようにややこしい漢字です。
しかも、『抱く』『包む』のように似たような意味だったり、片方の意味だけがよく使われているのならあまり困ることはありませんが、「空いている」と「空いている」は意味が違います。
空いている
「空いている」は、人や物が少《すく》なくてゆったりとしている様子を表します。主に道路やお店などの混みぐあいを指すのに使われます。
例文: 今日はデパートが空いているので、買い物がしやすいです。
空いている
この場合の「空いている」は、物理的に何《なに》もない、または使用されていない空間や時間がある状態を指します。特に場所や物が使用中でなく、利用可能な状態を表します。
例文: 会議室が空いているので、そこで打ち合わせをしましょう。
間違えたからと言って
「道路が『あいている』と言ったからあなたはダメな人だ!!」
と言われることはありませんが、自分自身の日本語レベルをアップさせるために、しっかりと覚えておきましょう。
AI利用
最近はAIネタの話ばかりを書いていますが、それぐらい技術の進歩は激しいです。
AIや便利なロボットが現れると、人間がダメになったり、仕事を奪われるのではないかという心配をする人がいます。
しかし、今現在の状態をみると、AIを積極的に使っている人の方が楽しそうだし、その人自身の力もついているように思います。
みなさんの中にも、実際に使ってみてその便利さに気づいたと思います。また、「まだまだこういう部分はできないな。」と思う点もあると思います。
そんな風に、「良く分からないけどとりあえずやってみよう」という気持ちで取り組むことはとても大切です。
AIをアドバイザーとして、日本語の勉強や仕事の相談などをすれば、その人自身の能力をアップさせることができます。
逆に言えば、そのような有効な使い方ができない人が、AIにダメにされて仕事を奪われるのかもしれませんね。
キャッシュレス決済に必要なモノ
インドネシアではGoPayなどのキャッシュレス決済があると思いますが、日本でも「Paypay」「楽天Pay」「ICOCA」など、数えきれないぐらいのキャッシュレス決済があります。
詳しくは私が昔書いた記事を読んでね。↓
今回の質問は「そのような決済をスマホでやろうと思ったら何が必要ですか?」というものでした。
細かいことを調べるとパターンが無数になるので、結論から言うと
『スマホタイプのバーコード決済は、メールアドレスや電話番号、銀行口座が必要な場合がある』
『カードタイプのFeLica(NFC)だと、カードにチャージするので、コンビニなどでチャージして使える』
ということですね。
みなさんが、日本に来た場合は、ゆうちょ銀行に口座をつくると思いますし、電話番号もメールもあるなら、スマホのバーコード決済で良いでしょう。
しかし、
「銀行口座をアプリに登録したくない」
「電話は会社のモノを使うので自分の番号は無い」
などの場合は、駅で「ICOCA」を買うのがベターでしょう。いちばん多くの場所で使えると思います。
おススメとしては、まず、日本で生活するときによく行く店で使えるPayを調べてください。
そして、それを使うためにはどうするかをネットで調べて、分からなければ私に聞いてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?