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ニュース教材173『パリオリンピックの金メダリストに5万ドル』

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ニュース記事を使った読解教材どっかいきょうざいです

やさしい日本語を使った最近さいきんのニュースを使って読解力どっかいりょくをつけるための記事です。
はじめに、本文を読みやすくするための簡単かんたんな解説かいせつをつけます。
毎週続まいしゅうつづけて日本語の文章に慣なれていきましょう。

パリオリンピックの陸上競技りくじょうきょうぎで金きんメダルを取とった人ひとに５万まんドルを送おくることが決きまった　

オリンピックと言いえば4年ねんに一度いちどある、世界一せかいいちのスポーツの祭典さいてんですね。

世界せかいのいろいろな地域ちいきで開催かいさいされ、毎回まいかいもりあがっていますが、実じつは、オリンピックの運営うんえいにはとてもお金かねがかかるわりに、経済的けいざいてきな収益しゅうえきがあまりありません。

それは、近年きんねんのオリンピックがショービジネスではなく、アマチュアスポーツの祭典さいてんであるということとも関連かんれんしていると思おもわれます。

同おなじような世界一せかいいちのスポーツ選手せんしゅを決きめる大会たいかいでも、人気にんきのスポーツである「サッカー」「テニス」「野球やきゅう」「ゴルフ」などのプロ大会たいかいでは、賞金しょうきんが何十億円なんじゅうおくえんになることもあります。

それに比くらべると、「必死ひっしでがんばって世界一せかいいちになったのに５万まんドルかー」とも思おもいますし、逆ぎゃくに、今いままでは金きんメダリストであってもあまり賞金しょうきんがもらえていなかったということがわかりますね。

戦後せんごのオリンピックは日本にほんでは国くにの復興ふっこうの象徴しょうちょうになりましたし、米べいソ中ちゅうなどでは、国くにの権威けんいを見みせつけるためにも利用りようされてきましたので、経済的《けいざいてき》な損得そんとくなどは関係かんけいなかったのでしょう。

時代じだいが変かわり、比較的安全ひかくてきあんぜんになってきた近年きんねん、オリンピックに求もとめられるものは、開催国かいさいこくのプライドのような気きがします。

「今いままでの開催国かいさいこくにはできなかったのようなセレモニーをしたい」ということを毎回まいかいの開催国かいさいこくがしている状態じょうたいなので、開催費かいさいひのインフレは避さけようがないでしょう。

それに反はんして、インターネットの発達はったつのおかげで、世界中せかいじゅうのいろいろなエンタメが、家いえにいても見みられます。
テレビぐらいしか楽たのしいことが無なかった時代じだいにはオリンピックをみんなが見みていたこともあり、広告収入こうこくしゅうにゅうも得えられたでしょうか、今いまとなってはそれも減へっているでしょう。

そんな中なかで、なんとかオリンピックを盛もり上あげないといけないというIOCの狙ねらいなのかもしれませんね。

もちろんNHKのEASYニュースには私わたしのような変かわった見方みかたはせずに、
「5万まんドルってすごいよね！」
という記事きじになっていると思おもいます。

ニュース本文は以下のリンクから読めます。読よんだ後あとには下したの問題もんだいにも挑戦ちょうせんしましょう。


問題

最後に読解問題どっかいもんだいです。ニュースに書かれている内容が分かれば答えられると思いますので、答えは書いていません。
ニュースの本文を読み返しながら答えてもかまいません。

問題①

パリオリンピックでは何種目なんしゅもくの陸上競技りくじょうきょうぎが行われますか？

問題②

賞金しょうきんの元になるお金はどこからもらったものですか？

問題③

世界陸連せかいりくれんのような国際的こくさいてきな団体だんたいがオリンピックでこのような賞金しょうきんを出すことは、今までにもありましたか？

どうでしょうか？
答えが分からない人や、正解を確認かくにんしたい人は、What'sAPPなどで聞いて下さい。

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