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愛犬〈姉〉の娘化洗脳計画

 我が家にはお姉ちゃん(犬)が居ました。マルチーズの可愛い子です。

家内と結婚した時、彼女は既に家内の子だったので連子ですね。結婚を機にそれぞれの借家を出て、新たに賃貸してましたが、家には慣れても私は優しいおじさん程度で、嫌いじゃ無いけど、好きでもないという体が続きます。

 元々私は犬好きですので、彼女もそれは本能的わかるようなので、戯れたり、私と散歩も、私と留守番も問題なし。ただし、家内の膝の上では寝るけど、私の側では寝ない。チョット寂しいかな?

 まあ、仕事終わって帰ったら、尻尾振って迎えてくれるし、ある日は帰宅時に親娘で家に居ないので、散歩コースを追いかけてみたら、私を発見し娘が走って来てくれる様にはなっていたので、新しい家族とは認めてくれていたとは思います。

 そんな娘との関係性が決定的に変わるのは、家内が国の実家に一週間帰った時です。ママと離れ離れの経験なく、頼れるのはおじさんだけ。(笑)これから一週間おじさんと二人だけだった娘は、家の中で常に私について歩くようになります。ママの事はどう思っていたかは不明ですが、それまでは家の中でママの後をついて回り、私が居間にいても、ママが居間から移動すると一緒に移動。たとえそれがトイレであっても、トイレの入り口でママ待ちだったのですが、、、、、、

 家内が一週間ぶりに帰国。家について、先に私が家内の荷物を持って家に入り、後ろに家内。二人の再会を放置して、私が寝室に家内の荷物を移動しに行くと、娘が私の後を必死についてくる。(姿が『パパどこ行ってたの、留守番も寂しかった』という風に見えました。)

 玄関に一人取り残された家内。感動の再会を期待してたのに、、、、、、、(可愛そう) この後に娘が家内に気付き感動の再会はあったのですが、、『貴方、この子に何した?』真顔で言われました。まあ、家内にすると、娘が自分の帰りに気付かず、パパの後ろについて行く等あり得ない話なので、何か変な洗脳でもしたか?という事なのでしょう。

 その後、『パパの陰でママが見えなかってだよね?』とか娘のフォローしきりでしたが、暫く機嫌は治らなかったです。

 まあ、この時から我が家は親子3人になったんですね。それまでは親娘とママの愛人みたいでしたけどね。(因みに家内は娘に自分のことを、お姉ちゃんと言ってましたがね)


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