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愛犬(妹)の夏の恒例行事

 愛犬(妹犬)は犬種でいうと日本スピッツ。一見すると白いポメラリアンの中型にした様な日本独自の犬種。ジャーマンスピッツの血を引くとも言われるが、詳細は不明。ジャーマンスピッツと和犬の意図的混合との説もあり。多毛の為、日本の夏は苦手と思われる。

 私は、散歩好き。パパが自由にさせてくれると、何処までも未知の道を辿って何処までも散歩します。ママの散歩はある事件以来、決まったコースしか歩かしてもらえませんが、パパは自由に散歩させえくれます。パパが休みの日はだいたい2時間以上散歩してます。

 でも夏は正確には2時間散歩しているのはパパだけです。パパは夏は出来るだけアスファルトの道を避けて、私の為にお腹への熱の照り返しを気にしてくれますが、1時間も散歩すると、非常に熱いです。それでも探検好きな私は散歩を優先するのですが、夏のある日、とてもとても暑くてたまりませんでした。パパは木陰で休ましてくれたり自販機で水買ってくれたりしましたが、それで私も少しは頑張りましたが、、、、『動けん』と思い、座り込んでパパの顔を見上げました。

 すると、どういうことでしょうか、私の身体は宙に浮いたまま勝手に家路へ急ぐではありませんか、真さに奇跡です。しかも、何時もは高さ30cm程度の景色しか見えないのに、なんと150cmから180cmからの景色に変わります。こんな、素敵な魔法が使えるパパは何者かはしりませんが、以来私は疲れた時、飽きた時、高いところ景色を見たい時、座ってパパにお願いするのでした。

 追伸)ママも魔法を使えますが、パパに較べると短いし、低いし、不安定で、何より暫くママの機嫌が悪くなるので魔法はパパに限ります。

 在りし日の、若き時の娘の記憶より。








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