愛犬(妹)初の長い留守番

 愛犬(妹)が我が家に来てから、出来る限り一人留守番はさせない様に努力しておりましたが、来た年の初冬、やってくれました。

 その日、用事が重なって、午前中から夕方まで夫婦で留守にしました。それまでは何方か一人は残る様に、無理なら、2時間程度で戻る様にしていました。ちょっと、娘が家に慣れているのは分かっていたし、玄関先で『留守番ね』と言ってから出掛けると、不安がらずに居間で寝ているのも分かっていたので油断していました。

 夫婦で家に帰ると、喜んで迎えてくれたものの、居間に入ると背中丸めて、尻尾っは下がり、耳は折れて下向いてる。パパ、ママと目線合わせず、近寄る様で、直ぐダイニングテーブル下へ移動。尻尾は振っているが変。

 夫婦で目線合わせって、『どこか具合悪いの?』と呼びかけても態度かわらづ????   

 有りました。娘の変な態度の原因がソフア上に。ママのママが編んでくれたママのカーディガン。ボタンが全てちぎり取られており、ほぼ復旧不可能。この秋に日本の冬は寒かろうとオモニ(義母)が編んでくれて、到着してまだ一ヶ月くらいだっと思ったが、本格的冬が来る前に崩壊しました。

 家内は何時も出掛けるとき、家内の着ている者を娘がよく寝るソフアの位置に置いておきます。家内の匂いがするものがあると娘はそれに包まって寝て留守番しているのを知っていたので、この日は直前迄家中で羽織っていたカーディガンを置いていたのですがね、、、、、

 その後、『ママが遅くてごめんね、大丈夫、大丈夫』と家内が話しかけると、急に大喜びで遅いお出迎え。どうも、カーディガンの潰れた状況というか、ベット化具合からみて、夫婦が帰ってくる直前迄カーディガンの上で長い時間寝ていた感じです。

 残念でしたね、もう少しだけ待っていたら、とても良いこで留守番が終わったのに。長かったみたいね。本当に愛らしい娘の行動でした。

 娘の気持ち(推定)『失敗した、あと少し待てば、良いこ度アップだったのに、起きたら少し暗いし、寂しかったのだもの、今度からはいつ帰るか言ってけよ!』ついでですが、それから少し経って、オモニが送ってくれた家内のダウンジャケットも同じ運命を辿ります。まあ、ダウンだからね、家中の羽拾うのはカーディガンの時より大変でしたけどね。

 娘の名誉の為に記すとダウンジャケット事件以降は同じような事は一度もありません。必ずパパとママは帰ってくる事が分かったというか確信になったのでしょうね?この子の3歳までの過去にどんな寂しい事が有ったのか、考えてしまったエピソードでした。

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