見出し画像

競馬コラム〜回収率を上げるためのマインドコントロール導入書〜

 明けましておめでとうございます。
 昨年は皆様のおかげで楽しく競馬を行うことができました。心より感謝申し上げます。2021年も全力で努力し、1つでも多くの的中を演出できるように取り組みますので宜しくお願いします。
 では、ありがとうございました……で終わってはダメですよね(笑)

 久々のコラムということで何を書こうかと悩みましたが
 やはり【初心者に寄り添う予想家】を掲げてる身としては、如何にマイナスを抑えて楽しむかに重きを置こうと思いました。

 今更聞くまでもないかもしれませんが、皆さんは競馬は好きですか?
 自分は大好きです。可愛いし、走ってる姿かっこいいし、何より1度飲み込まれたお金が多くなって帰ってくるかもしれない…そんな遊びは競馬くらいしかありません。上手くいけば一攫千金…ロマンを求めて買ってる人も少なくないでしょう。

 しかし……そう上手くいかないのも競馬の一面に存在します。お金を注ぎ込みすぎて、身を滅ぼして生活ができなくなってしまうのも競馬です。そうはならない程度に、節度を持って遊ぶことが大事と言えるでしょう。

 とは言え、やるからには負け金は少なく、何ならプラスに持っていきたいですよね?(笑)

 あるポイントをしっかり守れば100%超えまではいかずとも、85%を超えることは十分可能だと解釈しています。自分も元々は75%辺りをウロウロしていた人間なのでその界隈の気持ちに関しては人一倍理解しているつもりです。それを少しでも緩和できるアシストができればと思い、今回のコラムを書いてみました。比較的実践できそうなものをご紹介できればと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。

 今回はせっかくなので、自分が日頃から実践していることを紹介できればと思います。

 先に言ってしまうと、分かっていてもできない時があります。難しいです。何故なら競馬は楽しいから。ですが、そこを乗り越えれるか乗り越えられないかで回収率は大きく変化してきます。実践しやすい方法を伝えられれば幸いです。



①券種を絞る
②譲れない競馬ファクターを作る
③競馬の収支管理は必ず行う
④当たったお金はすぐに口座へ突っ込む
⑤観戦するだけの日を作る
⑥重賞レースで大勝負は極力しない
⑦勝負レースは極力絞る



①券種を絞る

 皆さんはどんな券種を買いますか? 単勝・馬連・ワイド・連複…どれも違った魅力があり奥深い要素ですね。ですが、全てを均等に手を出してしまうと散財の危険性は上がります。自分は昔、とにかく当てたいと思っていたので券種を全く考えず片っ端から手を出して結局トリガミ…みたいなことが多々ありました。

 その経験があるので、今は基本的に単複と本命からの馬連・ワイドを軽く抑えることを意識しています。単複は初心者には最適の券種です。勝つと思った一頭だけを選ぶので他に目移りもしませんし、応援もしやすいです。控除的にもお得なので、慣れるまでは単複を本線にすることが手っ取り早いと考えます。

 逆に慣れるまで手を出してほしくない券種は3連単です。もちろんロマンは詰まっていますし、100円が100万円以上に変わるとんでもない爆発力を秘めています。しかし、その分的中させるのは一際難しいです。

 例えばですが3連単を1着固定で購入し2.3着を4頭のフォーメーションで100円ずつ購入しました。見事的中し10000円の払い戻しを手に入れました。一見「万馬券だすごい…」と傍目には見えるかもしれません。
 ですが1つ注意しないといけない要素があります。先程例に出した3連単1着固定で2.3着を4頭フォーメーションで購入した場合、通り数を割り出すと2400円をベットしたことになります。もし1着固定の馬の単勝オッズが3.5倍〜4.0倍前後だった場合、単勝に2400円を賭けるのとそれ程大差がないことになります。もちろん2.3着に穴馬をセレクトしズバリ当たれば的中は跳ね上がりますが、低い期待値を引いた場合、下手に3連単に手を出さずとも単複で十分な期待値を手に入れることが可能なケースが多々あります。今回は当たったけど、1着は当たってたのに相手が間違って外れた…その際の悔しさは途轍もありません。

 なので、3連単を買う際はそれを承知の上で、且つ圧倒的1番人気がいる際など、極力決め打ちで狙うことをオススメします。もちろん3連単に限らず、どの券種も明確な狙いを定めた上で、自分が主とする券種に沿った延長で選んでいきましょう。



②譲れない競馬ファクターを作る

 血統、レース回顧、トラックバイアス、調教、サイン、指数など競馬には様々な狙い方があります。全てをマスターできれば完璧ですが、いかんせんそんな芸当はなかなかできたものではありません。競馬の良いところはどれかひとつでも突き詰めれば結果に結びつきやすくなるところです。

 自分で言えばレース回顧です。本来の実力を発揮できなかったお馬さんを見つけ、力が発揮できる舞台が整った際に狙う…というものです。もちろん多少の労力はかかりますが、どのファクターも突き詰めて結果に結びついた際は喜びが跳ね上がりますし、何より自然と勝負するレース数が絞れてきます。無作為にレースを選んで買うよりかなり効率が良いですし、慣れてくるとそこから更なる絞り込みができ、無駄な散財を抑えることができます。

 自分の主とするレース回顧で言いますと、狙いたい馬がいて、その馬の実力とオッズの乖離が少ない時ほど厚く張りますし、乖離が激しい時は小銭で賭けるようにしています。もちろん生き物を相手にしていますので、どんなに良く見えても負ける時は負けますが、1つでいいので自信を持って狙える要素を身に付ければ、回収率を上げるマインドをキープしやすくなります。



③競馬の収支管理は必ず行う

 これは競馬に限らずギャンブル全般に言えることですが、いくら使っていくらマイナス・プラスになったかは必ずメモしておいてください。

 悲しいことに競馬はマイナスになることが多いギャンブルです。自分がいくら負けたか分からない状態で、自信のないレースに多額を突っ込むと、その傷口を更に広げることになりかねません。それを抑えるためには収支をつけて現実を見ることが大事です。

間違っても
【これだけ負けてるから、今日は金額増やして1発逆転を狙おう】
と思ってはいけません。

 はっきり言うと、そういう時は当たらないです。悲しいかな、そういう風な流れが出来ているんです。本当に自信がある時のレートの上げ下げは大事ですが、取り返そうと思ってレートを上げるのだけは危険です。それを抑え込むために収支をつけて、身の丈にあった金額の勝負を続けていくことを刻み付けたいです。



④当たったお金はすぐに口座へ突っ込む

 これもギャンブル全般か、はたまた日常生活にも通じることかもしれません。人間という生き物は、目の前にお金があると使いたくなってしまうようにできています。馬券で得たお金などは尚更で【これが当たったってことは今日は調子の良い日かもしれない。このチャンスを逃したらいけないし、倍プッシュだ】というマインドになりやすいです。

 しかし、これも先程の項目と同様で、そう思ったら最後当たりません。ビックリするくらい外れます。そうやって無くしてしまったお金に関してはかなり長い間後悔を引き摺ることになるでしょう。そうならないために、やはり当たった側から入金して使えなくしてしまうのが1番です。

 今は技術が進歩したおかげで、ネット上でお金を入金、出金できます。それを有効に使わない手はないので、その日の収支がプラスに傾いた段階で、この金額は残しておきたいと思った分は入金してしまいましょう。入金は何度でもできますが、出金は3回目からお金が発生するので引き出すことに抵抗を持たせてくれます。利確意識を持つことは回収率の向上に大きく近づくことを頭の片隅に置いておいてください。



⑤観戦するだけの日を作る

 毎週競馬をやっていると、全く当たらなくなる期間や狙いたい馬がいない日があると思います。そんな時は無理してレースを買わずに観戦するだけの日にしてしまいましょう。もしくは別の予定を入れて競馬以外の趣味に没頭しましょう。買わないとつまらない、せっかくの競馬がある日なのに〜と思う方もいるでしょう。

 しかし、1つ覚えておいてほしいんです。賭けなければ回収率は100%なんです。絶対負けないんです。回収率100%は競馬を常にやっている人からすれば滅多にお目にかかれないパーセンテージだということはご存知でしょう。自分はそういう日は次に狙える馬を探しまくる日にしています。レースに参加していると該当のお馬さんにしか目が行かず、次に狙えるお馬さんを見逃したりすることがどうしても出てしまいます。

 お金を賭けずに観戦をするとフラットな視線から見ることができるのでデータ収集日として割り切るようにしてします。どうしても参加したい…そういう時は100円〜500円くらいの小銭で楽しんでみましょう。



⑥重賞レースで大勝負は極力しない

 競馬民からしたら、かなり酷なことを言ってしまっているかもしれません。ですが、これを言うのには理由があります。重賞レースに参加してくる馬は、単純に考えてかなりの実力を持っていることになります。何万頭もいる世界で3勝、4勝と勝ち星を重ねているのですから。そういう馬たちの戦いとなると、10回やったら10回違う結果になる可能性が高いです。それが起こり得る可能性が高いのが重賞レースになるのです。もちろん重賞レースでも勝負するに値するレースは出てきますが、何もない限りは楽しく観戦するレースに据えておきたいです。

 となると、どんなレースを狙えばいいの…と思うでしょうが、それが多数存在しているのはそれ以外の平場レースとなります。そこから更に絞り込むと未勝利戦、1勝クラス、ダート戦辺りが良いと個人的には思っています。

 未勝利戦はその名の通り勝ったことのない馬たちの戦いなので、力のある馬が勝ち上がりやすいのが特徴です。もちろん紛れもありますが、重賞レースや他の番組より地力が高い馬で決まりやすいのでそれを見分けることに注力すればいいので手間は省けます。

 1勝クラスも同様の理由です。ここも他番組より実力で決まることが多いので、実力馬を探すのみに注力すれば良くなります。

 そしてダート戦ですが、ここは能力もそうですが、走る場所でそこまで有利不利がないことが1番のポイントです。芝レースは走れば走るほど傷んできたりするので、走る場所によって伸び脚が顕著に変わってくるのですが、ダートに関しては砂なのでそれがありません。もちろん外側を走れば距離ロスが増えますが、逆に考えればそれくらいなので馬の実力を見抜けていれば狙いやすい番組と言えるでしょう。

 人それぞれ買いたい条件や狙いやすい条件が違うでしょうが、決めかねている際は参考にしてくださればと思います。



⑦勝負レースは極力絞る

 他のセクションでも言っておりますが、競馬はとにかく買うレースが多くなれば多くなるほど負ける可能性が高まるゲームです。1番最悪なケースは負けてるから最後のレースで金額を上げてしまい、結果負けてより多くの金額を失ってしまうことです。それを少なくする方法は単純で、勝負レースを絞ることしかありません。とにかく目移りを少なくして自信のあるレースだけを買い続けることが重要です。理想は1レース〜10レース以内に収めたいところです。それ以上は傷口を広げるか、勝ち分を溶かす原因にもなり得てしまいます。そうならないためにも、レースの選定は非常に大事なのでその選定すら競馬の楽しみと捉えられるようにしたいです。

 自分は記事を出している身なので購入しようと考えているレースを記事にしており、それ以外小銭で買うか買わないか迷っているレースを個人的買い目として出しており、勝負しないレースは観戦で我慢するか500円以内の購入で収めるようにセーブしています。オッズ次第では勝負レースも観戦に変えるくらいの気持ちを忘れないように心掛けています。何度も言ってしまいますが買わなければ回収率は100%をキープできるのです。

 なかなか絞り方が分からない…という方は良く参考にする有料予想家さんの厳選レースのみを購入してみたり少しでも不安要素を感じた場合は小銭に切り替えたり、自分なりのルールを作り、それに則ったレースのみを買ってみてはいかがでしょうか。

 何度も言います通り、言葉では簡単に言えますがいざ競馬を目の前にすると欲が腹の底から湧き上がってきます。しかし、それを抑えられるようになればなるほど回収率は上がってきますし、競馬で勝つことのできるメンタルを作りやすくなっていきます。



 ここまで如何だったでしょうか。他にも大事なポイントは沢山ありますが、いっぺんに述べても実践できないと意味はないので、個人的に大事にしているポイントを踏まえてご紹介させていただきました。

 競馬は楽しい一面、悔しさも内包している遊びです。回収率平均75%が示す数字は正にそれを表していると言えるでしょう。

 偉そうに話しておりますが、自分もいまだに回収率は100%を超えたことはありません。ですが、数年の努力で75%から93%まで引き上げることができたのは事実です。溶かしたお金が少なければ少ないほど楽しさとお得さは増えていきますので、皆様の競馬ライフが少しでも幸せなものになれば…と願っています。

 2021年度も去年以上に努力し、自分の予想を読んで下さる方の競馬ライブを少しでも盛り上げられるよう取り組んでいきますので、どうぞ宜しくお願いします。ここまで読んでくださりありがとうございました。



もちろん無理強いはしませんし、十分な成績が残せた時などにチョロっと入れてやるか……くらいで結構です。