馬楽の時間 38
先日の実績
Мと言う馬でレッスンした時のことです。「噛みますよ」とスタッフが教えてくれました。洗い場につなぎました。目は三角でギラギラ。嚙む気満々です。側に寄って愛撫しただけで噛んできます。重症です。「どうしたんだ?」と語りかけますが、勿論聞く耳はありません。何もしてないのに噛みついてきます。頭絡をしっかり持って、愛撫しながら「噛むんじゃない。何も嫌なことしてないぞ」と諭します。側で見ていた人が冗談だろと思ったそうです。そのくらい、何度も丁寧に子供を諭すように、目を見て。それでも噛むのを止めません。口のあたりに一発平手打ち。Мはびっくり。頭絡を握って逃げられないようして、また諭します。「噛んだら駄目。みんなに嫌われるだろ」と愛撫しながら。10数分経過。Мはやっとこちらに注意を向けだしました。こうなれば早い。何が悪いのかが分かり、噛まなくなりました。でも油断は禁物です。はずみで噛んでしまうからです。レッスンの後丁寧に手入れしてあげると、全く別の馬になりました。みんな幸せ。
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