馬楽の時間 33

調教について つづき
 丸馬場。馬を放します。人は馬場の中央。馬は走っています。穏やかに見守ります。今日は勝手に手前を変えられないようにしてみます。変えそうな気配を感じたら、馬のお尻の方に移動します。人が動くと馬はビクッとしますが、また中央で見守ります。3~4分で手前を変えます。馬の顔の方に移動するのです。そしてまた中央。「大丈夫だよ~。虐めないからね~」。
 3~4分で手前変換。
 頭頸を下げようとします。これは仲良くしようの合図です。歩調も落ち着いてきました。じゃあ、自分がしっかり止まって「おお~」と声をかけてみましょう。馬はすぐ理解しないかも知れない。じっと動かずに待ちます。
 止まったら、そおっと前にまわり、そおっと顔をなでてあげて下さい。
 大成功。何だか仲良くなれそうです。ここでエサはあげません。

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