馬楽の時間 53

 顎の柔軟性が大事です。今世界陸上を見ていますが、一流の選手ほど歯を食いしばっていません。女子100メートルの世界一速いママは、涼しい顔で予選トップでした。馬術も同じだと思います。出来るだけ顎を自由にしたまま運動したいものです。人馬ともにですね。
 馬体の縦の柔軟性を求めるのは難しいです。それで横の柔軟性から入りました。徐々に縦の柔軟性を求める運動も入れます。半停止の運動です。
 半停止の騎手の動作は、柔らかく馬の動きに付いて行き、一瞬身体を固めます。腹筋、背筋に力を入れます。馬は騎手の身体が固まったことを敏感に感じます。常歩で練習するといいですね。

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