馬楽の時間 34

馬の調教について つづき
 私の馬歴は70年に近づいてます。40代で競技馬術をやめました。とたんに馬とのやり取りが面白くなりました。より深く馬の精神面に入れるようになりました。錯覚かも知れませんが、まあいいじゃないですか。調教の目的も競技のためから「馬と仲良くなるため」に変わりました。自分ばかりじゃなく、馬にも楽しんでもらえるようにと考えました。
 さて丸馬場。馬くんを放します。手前を変えないようにします。落ち着いてきたので、人も小さな円上を歩きます。頭頸が低くなり、耳もこちらに向きました。そして口もクチュクチュさせました。もうこれは完全に仲良くしようの合図です。人が止まると馬も止まります。あとは昨日のように。
 

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