はちみつ紅茶

お腹が空くと機嫌が悪いと
あの有名な占い師は言うの
わたしの引いたこの紐には
当たりが見当たらないから
ひび割れを隠して笑ってる
乾いた唇には薬用リップを
退職祝いに貰った花は枯れ
コーヒー淹れる新しいCUP
キラキラ模様だけがひかり
テレビは不安ばかりを流し
夜になれば泣き出すこころ
進んだつもりで置き去りに
消された文字が浮かぶから
今日も何故と戦い続けてる
今更の高評価で水を差して
深い眠りが欲しいだけなの
きみの背中で泣いていたい
それは赦すとは別の話しで
戻りたい気持ちは羽交締め
優しいはちみつ紅茶が包む
夕陽と同じ色でゆっくりと
尖った気持ちに手を振ろう
順番がばらばらの毎日にも
ひしゃげたこころにもそう
踏み出した一歩に胸張って
大丈夫も大丈夫じゃないも
頭の中から消して深呼吸を