見出し画像

🔖 天下統一 いざ勝負 ~初時鳥~


🌱 時鳥(ほととぎす)三夏
【子季語】
初時鳥、山時鳥、名乗る時鳥、待つ時鳥、田長鳥、沓手鳥、妹背鳥、卯月鳥、杜鵑、杜宇杜魂、子規、不如帰
【解説】
初夏五月に南方から渡ってきて日本に夏を告げる鳥。雪月花に並ぶ夏の美目でもある。昔は初音を待ちわびた。初音を待つのは鶯と時鳥だけ。夜、密かに鳴くときは忍び音といった
【例句】
野を横に馬引むけよほとゝぎす
芭蕉「猿蓑」
ほとゝぎす消行方や島一ツ
芭蕉「笈の小文」
【和歌】
暁に名告り鳴くなるほととぎすいやめづらしく思ほゆるかも 大伴家持『万葉集』
信濃なる 須賀の荒野に時鳥鳴く声聞けば 時過ぎにけり 作者不詳『万葉集』
いくばくの 田をつくればかほととぎすしでの田をさを朝な朝な呼ぶ 藤原敏行『古今集』



🔖 初時鳥ほととぎす緑に潜みひと鳴きす


waratsutsumiさま、佳き絵をありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?