東京経済大学バドミントン部リーグコラム(41): 1部昇格への構想③〜戦術〜
春リーグから学ぶ。1部昇格に必要なものは何なのか。
技術、体力、戦術、精神とスポーツの基本となる4つの要素から深掘りして行く。
前回のコラムはこちら↓
体力についての記事。
戦術について深掘りして行こう。
1部と2部選手の戦術の差。
自分・相手・状況・イメージなど。準備力と対応力の差だと思っている。
戦術面は
・試合前に実施する『戦略』
・試合中に実施する『戦術』
の2つがある。
まずは戦略について見て行こう。
◆相手の事前調査
①相手の長所、短所を理解しているか。試合前
に相手の事を褒める。貶す。で考えてみると
良いだろう。
②相手のプレーの特徴、決め球、勝ちパター
ン、負けパターンを調査しているか。
③シングルで言えば1大学につき対戦する可能
性がある4〜5人。1人1人のプレーを動画な
どで見返したり、過去の対戦等を見直して分
析を行なっているか
◆自分の調子を底上げ
①自分の長所を引き出す為のルーティンや気持
ちの入れ方を理解しているか
②自分の短所を補うプレーや負けパターンの回
避などのイメージが出来ているか
◆会場の雰囲気や状況をイメージ
①ホームで練習するのとは訳が違うだろう。
リーグ戦やインカレなどの舞台で自分が活躍
するイメージを作れているか。
②自分がそこで活躍出来るだろうか。相手にい
い様にやられてしまうのでは無いか。こう言
ったマイナス要素を全て自分が呑み込んでや
る。この強い決意はあるか。
事前の情報収集や自分との会話により、どう言う気持ちで戦うか。どう言うプレーで戦うか。方向性を決めておくのが『戦略』となる。
続いて戦術について見て行こう。
◆アップ
武井凜生コラムでアップの質を上げる記事を紹介した。
武井凜生コラムはこちら↓
コラムの中に詳しく書いてあるが、心肺機能の限界と筋持久の限界の2つの観点から質の良いアップが出来ているか。
◆試合中のコンディション
①身体は動くか。ショットの質はどうか。自分
が思ったイメージとのズレはどの程度か。
②相手の調子の良し悪しを確認出来ているか。
どんなプレーをしたがるのか、または嫌がる
か確認出来ているか。
◆可変・不変を決意できるか
試合中の『変化』は必要不可欠。
しかし、短所を補う為に長所を潰してしまっては意味がない。
長所に対しては自信を持ってそのプレーをやり切る事。
短所に対しては勝つ為に変化を付けるべき事。
この2つのバランスが重要だ。
試合中の変化や対応力が『戦術』の深さと言えるだろう。
次回コラムは、精神について深掘りする。
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