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東京経済大学バドミントン部リーグコラム(63): 学生からの声20

2024.08.03学生からこんな質問があった。質問者は男子部員2年生だ。

質問
同じフォームからショットを使い分けをしたいです。習得するには部分練習が良いでしょうか。パターン練習などの動きを入れた練習が良いでしょうか。


初見
福島県の国体予選に出場して来た子だ。その大会で実業団選手と対戦したそう。
その際に実感した相手の『強さ』の答えが、同じフォームから多彩なショットを繰り出された。との事。
一本目を打たれると3点にしか返球できず。
二本目を打たれると2点にしか返球できず。
三本目を打たれると1点にしか返球できず。
ラリーを重ねるごとに追い込まれて行く感覚があったようだ。


一緒に考えた事
・西洋学的な視点で捉えよう

→例えば逆に東洋学的考えの場合、ノッカーにひたすら同じ質の球を上げてもらい同じフォームから打ち分けを行う練習になるだろう。

しかし、試合は常に微妙な動きのズレや理想とは言えない体勢からショットを打つ事がほとんど。こうした場合はある程度練習メニューに自由度を入れて総合的に考える必要がある。

つまり、彼ほどの技術力がある場合、部分練習よりもフリー練習の中で打ち分けを目指した方が良い。と言う考えだ。

・何が来るか待つ時点で後手。こうプレーしたい!を決めておこう
→何が来るか分からない。どんなプレーをすれば良いのか分からない。
この様なマインドの時点で、気持ちも戦略も後手に回ってしまっているだろう。
通用するかしないかは置いておき、自分がこのプレーが出来たなら勝っても負けても納得だ。と言う気持ちの強さを持ってコートに入るべきだろう。

実業団選手と対戦出来た経験を無駄にしたくない。と言う本人の強い気持ちが、私に質問して来ると言う行動に乗り移った良い例だ。

この調子でどんどんレベルアップして行って欲しい。

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