見出し画像

日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(15):『挑戦』とは何か

こんにちは!

今回は『挑戦』と言う言葉について情報共有して行きましょう!

世間では
チャレンジしよう
勝負しよう
立ち向かって行こう

バドミントンでは
・チーム名
・チームフレーズ
・コンセプト
・横断幕

様々な所にこの『挑戦』と言うキーワードが入り込んでいます。

バドミントンはラリー中の一打や一瞬の場の空気の変化で『挑戦側』にも『応戦側』にもなり得ます。

格上の選手が
・チャレンジする気持ちで行きました
・挑戦者の気持ちを忘れずに行きました
・諦めずに最後まで挑戦出来ました

こんな言葉を使う事がありますね。これはどう言う事なのでしょうか。これについて深掘りして行きましょう。

人間には『劣勢にある方を応援したくなる心理』があります。

これを心理学では『アンダードッグ効果』と言います。


一流選手は自分で自分を劣勢であると認識させ挑戦側に成り済ます事でこのアンダードッグ効果を生み出しているのです。

通常、格上の心理は『応戦』にあります。挑戦側を迎え打つ立場です。

迎え打つ側は基本的に挑戦側よりも失うものが多く、望まない結果になった時のダメージやリスクが大きいのです。

この事実はプレーにおいて強いプレッシャーや精神的に大きなデメリットとなります。

結果は一緒かも知れないが、プレー中は終わった後の嫌な事を考えない様に集中したい。自分らしさを忘れずにプレーを楽しみたい。

こんな思いから『挑戦』と言う言葉で自分で自分を応援したくなる心理を生み出し、余計な思考の停止やシンプルなプレーを求めるのです。

挑戦🟰とにかくやる事やって当たって砕けろ!

と言う勢いや根性論ももちろん大切ですが、心理的な事も理解した上で『挑戦』と言う言葉を使って行きたいですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?