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日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(20):『根性』とは何か

こんにちは!

今回は『根性』と言う言葉について情報共有して行きましょう!

・ド根性
・根性見せろ
・根性無し
・根性論

様々な場面で根性と言う言葉を耳にしたり口にしたりしていると思います。

根性をググってみると
1. その人の本来持っている性質や性根
2. 物事をやり通す精神や突き通す気力
などと出てきます。

バドミントンで深掘りしてみましょう。

・チームで同じトレーニングをした時にそれが出来る人と出来ない人
・何秒以内に走り切るなど条件をクリア出来る人と出来ない人
こう言う事はよくあります。

しかし出来なかった人に根性が無かったかと言われると必ずしもそうではありません。

指導者がついつい陥りがちなのが、見える部分だけで評価してしまう事です。ここで例えるとその練習が出来たか出来なかったかだけの評価となります。

しかし、本人からすると精一杯やったにも関わらず出来なかった。あるいは、少し体調を崩していて本来のパフォーマンスが出なかった。

この時点ですれ違いが起きており、信頼関係が構築出来ません。

見える結果だけで『根性無し。根性見せろ。』と言う指導者の声掛け。

こう言った声掛けは生徒の主体性の無い所。つまり外から見た単なる評価となり、本人からすると全くモチベーションは上がりません。
信頼関係も無い子の場合、うるせぇなと思っている状態です。

私が考える根性とは『精神が肉体を超える瞬間に生まれる、自分で実感出来るエネルギー』だと考えています。

自分がしたい、やりたい、頑張りたい。こんな思いを持った時に次の瞬間行動していた。がむしゃらに頑張っていた。

気持ちが先行して身体が後から付いてくる現象の総称が根性の正体だと考えています。

運動や行動強度は当然個人差があります。チーム全体でトレーニングした時に達成出来なかった子に対しては、自分の中でまだ頑張れる所があったかな?と聞いてあげて下さい。

本人が1番分かるはずです。

ここでもう無理です。今の限界です!と嘘なく言えれば満点です。

逆に、もう少し頑張れた。もう少し頑張りたい。であれば根性を最大限引き出せる様に技術指導や話を聞くなどして導いてあげましょう!

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