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東京経済大学バドミントン部リーグコラム(60):その視点は西洋学的視点か東洋学的視点か②

早速練習メニューについて深掘りして行こう。

◆西洋学的練習◆

決まった動きやパターン練習などでそのショットを徹底的に練習する。
海外でも多く取り入れられている練習だ。

例えばアクセルセンの練習風景↓

アクセルセンの練習風景①
アクセルセンの練習風景②

同じ球を何百本、何千本と決まった形で練習する。

同じ動きを徹底的繰り返す事で身体に覚えさせる、局所練習だ。

メリット

・同じ動きを短い時間で反復可能な為、短時間で感覚を掴む事が出来る

・ランダムな動きをしない為、身体の入りが微妙にズレたり、ラケットの面や角度などの誤差が少ない。つまり、余計な事を考えずに局所練習に集中出来る

◆東洋学的練習◆

ドロップやスマッシュ交互のネット前フリー。
振る方、振られる方を定めた練習。
ストレート、クロスの使い分けフリー。

中学生や高校生、大学生に多く取り入れられている練習メニューだろう。

なぜならば、アクセルセンの様に指導者と選手とコートが1:1:1と言うのはかなり贅沢な瞬間であり、日本の部活においては中々無いシチュエーション。
従って、コートと人数、コーチの比率が悪い部活の場合に用いられる事が多い。

メリット

・試合を意識した精神状態で練習に臨める
・動きながら打つ中で、良いリズムや良いショットの感覚を掴める
・動きの乱れ、ショットの乱れを自覚出来る

練習において大切な事

各々メリットを理解しながら練習メニューを作って行く事が大切。

と同時に、指導者がアドバイスする際においても、その選手の課題の解決にはどちらの練習が効率的なのか理解しながらアドバイスする事もとても大切だ。

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