【片手間ダブル】#2 ダメージ計算について考える
皆様、また会いましたね。
片手間でポケモンをやっている生半可野郎でおなじみ、「にゅらら」です。
今回も奥様に許可をいただいて、この記事を2日に渡って執筆しているところです。
前回の記事はこちら。
さて、まずはこちらをご覧ください。
これは本当にすごいです。
シングル勢・ダブル勢問わず、頭の片隅には入れておいた方がいいレベルの技術です。
今回はこの最強メソッドを用いて、可能な限り ”事前準備” をしていこうと思います。
残念ながら座学っぽい内容になりますので、覚悟の上お読みください。
用語を解説する
まず、用語解説です。
2つほど理解できれば十分です。
なお、本記事ではHP→H、攻撃→A、防御→B、特攻→C、特防→Dと表現します。
また、「実数値」は種族値・個体値・努力値が計算された後の、実際のステータスに反映されている数値のことを指します。
・火力指数:A or C 実数値 × 技威力 × 補正倍率
・耐久指数:H実数値 × B or D 実数値 × 補正倍率
要するに、関係するステータスと諸々の補正値をかけ算してくださいね~ってことです。
火力指数を求める
具体例を挙げましょう。
ダブルバトル形式、天候が晴れの状況です。
・Hバクフーン(C種族値119、個体値31)
・C特化(C252振り&性格C↑)
・噴火(体力最大時)
・命の珠持ち
初めに、このHバクフーンのCの実数値を求めます。
(119+20+32)×1.1=188.1
よって、Cの実数値は小数点以下切り捨てで188となります。
※+20→個体値31のため、+32→努力値252振りのため
次に、火力指数を求めます。
188×150×1.5×1.5×1.3×0.75=61,863.75
よって、火力指数は約61,863となります。
※×1.5→タイプ一致補正及び天候補正、×1.3→持ち物補正、×0.75→ダブル補正
耐久指数を求める
耐久指数も火力指数と同様に、H実数値とBまたはD実数値を求め、それらを用いることで算出することが可能になります。
例えば、HD特化ブリジュラス(突撃チョッキ持ち)の耐久指数(D)は、
197×128×1.5=37,824
となるわけです。
そして、火力指数と耐久指数を比べることで、おおよそのダメージ量を算出することができるのですが…
ダメージ計算をする
ダメージ計算式の詳細についてはこちらをご覧ください。
今回は簡易版を使用します。
2パターンありますが、計算内容自体は大体同じです。
Ⓐ ダメージ割合(%) ⇒ (火力指数×0.44×1.00~0.85)/ 耐久指数×100
Ⓑ ダメージ割合(%) ⇒ (火力指数×1.00~0.85)/ 耐久指数÷0.44×100
何故×0.44をするのか、あるいは1.00~0.85はどういう意味があるのか、といった疑問が生じることでしょう。
が、とりあえず今はこんなもんだと思ってください。
(先に紹介した、ぺぽ 様の記事に詳細が書かれています)
上記のHバクフーンとブリジュラスを使って、実際に計算してみましょう。
最高乱数を引いた場合のⒶの計算式は、
(61,863×0.44×1.00)/ 37,824×100 ≒ 71.9
よって、最高乱数だとHPの約72%分のダメージとなります。
最低乱数を引いた場合のⒷの計算式は、
(61,863×0.85)/ (37,824÷0.44)×100≒ 61.1
よって、最低乱数だとHPの約61%分のダメージとなります。
計算の精度を確認する
ここまでつらつらと計算してきましたが、果たしてこの簡易式の計算法ではどの程度正確にダメージ量が算出できているのでしょうか?
おおよそ正確と言えそうですね。
精度がある程度保証されたところで、いよいよ本題に移ります。
はい、ここまでが ”前置き” です。
事前に準備する
一旦、ここまでのおさらいをしましょう。
各ポケモンの実数値を算出
火力指数及び耐久指数を算出
想定ダメージ割合を算出
最初に、種族値・個体値・努力値から実数値を求めます。
次に、技威力や各種補正値を掛け合わせることで、火力指数と耐久指数を求めます。
最後に、求めた火力・耐久指数を上記の計算法を用いて比較することで、ダメージ割合を求めます。
さて、勘のいい皆様はもうお気づきですね。
そう…自分が使用するポケモンの火力指数及び耐久指数は、事前に算出しておくことができるのです。
なので、試しにやってみました。
なお、ここではS21で使用したポケモンを計算対象とします。
構築の詳細はこちら。
で、計算結果を表にまとめてみました。
火力指数に関しては、攻撃可能な4体分で計算したところデータ量が膨大になってしまったため、今回はカイオーガのみをお見せすることにします。
作り方を知りたい方は、コメントを残していただければと思います。
まあ、PCとExcelがあれば30分ほどで容易に作成できますので。
今後の課題を考える
今回のまとめです。
今後、私が習得しないといけないものとして、以下の2点が挙げられます。
・上位ポケモンの種族値の暗記
(種族値さえ覚えてしまえば計算自体は可能)
・計算の速度と精度の向上
(電卓の使用感も含め、反復練習が必須)
種族値の暗記については、#3 で具体的な作戦を考えていきます。
というか、多分問題集を作ります。
計算については、とにかく実戦で役に立たないといけないので、精度よりもまずは速度を意識して練習していきたいと思います。
理想は30秒で計算→残り15秒で技選択、って感じですね。
こちらも問題集を作ります。
本当に先は長いですが、健康に気をつけつつ、洗い物もしながら、徹底して「片手間で」PJCS予選に備えていこうと思います。
次回もよろしくお願いします。
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