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【プーチン大統領】 知られている内容とは違う「1時間スピーチ」全文 Part.2

■ Part.1

■ 一般的に認知されている下記の内容とは「内容が違う」

■ 10代の頃のプーチン大統領

10代にして、この圧倒的存在感!
2011年以降のプーチン大統領は「以前のプーチンとは別人」との説もある。


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■ 転載
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ロシア語や文化を抹殺し、同化を進める政策が続いています。


ウクライナ最高議会(Verkhovna Rada)は、差別的な法案を次から次へと生み出し、いわゆる先住民に関する法律もすでに施行されています。自らをロシア人と認識して、そのアイデンティティ、言語、文化を維持したいと願う人々は、ウクライナでは歓迎されないという合図を受け取るのです。

ウクライナ語を国語とする教育のもとで、学校や公共の場、たとえ普通のお店でもロシア語は居場所がないのです。公務員試験と、その序列の浄化に関する法律は、望ましくない公務員に対処する方法をうみだしました。

ますます多くの法律が、ウクライナの軍隊と法執行機関に対して、言論の自由と反対意見の表明を抑圧し、反対派を攻撃することを認めています。

世界は、他の国々、外国の自然人および法人に対して、非合法な一方的な制裁を加えるという嘆かわしい行為を知っています。

ウクライナは、自国の人々、企業、テレビ局、その他のメディア、さらには国会議員に対しても制裁措置を講じることで、西側の師匠たちをしのいでいます。

キエフはモスクワ総主教のウクライナ正教会の破壊を準備し続けています。これは感情的な判断ではありません。具体的な決定や資料によって証拠をみつけることができます。

ウクライナ当局は、皮肉なことに、分裂の悲劇を、国の政策の手段に変えました。現在の当局は、信者の権利を侵害する法律を廃止するよう求めるウクライナの人々の呼びかけに応えようとしません。

さらに、モスクワ総主教のウクライナ正教会の聖職者と数百万人の教区民に対する新たな法案が、最高議会に登録されました。

■ 訳注
キリスト教は、大きく分けて3つある。カトリックはローマ教皇を頂点とするピラミッド型、プロテスタントはそういうものを排除、その両方と異なり、東方正教会は、それぞれに独立した対等な総主教がいる。古い総主教はコンスタティノープル、アレクサンドリア、エルサレム、アンティオキア等、後代の総主教はブルガリア、グルジア、セルビア、ルーマニア、そしてモスクワ。ウクライナはモスクワ総主教に属していたが、古くからの歴史を主張して独立しようとしているのである。

クリミアについて一言言いたい。クリミア半島の人々は、ロシアの一部になることを自由に選択しました。キエフの当局は、明確に表明された人々の選択に、異議を唱えることはできません。


だからこそキエフ当局は、攻撃的な行動を選択したのです。イスラム過激派の組織を含む、極端な派閥の細胞の活性化、重要なインフラに対するテロ攻撃を組織化するための破壊者の派遣、およびロシア市民の拉致。

我々は、これらの攻撃的な行動が、西側の安全保障機関の支援を受けて実行されているという事実の証拠を持っています。

2021年3月、ウクライナで新たな軍事戦略が採択されました。この文書は、ほぼ全面的にロシアとの対決に専念していて、我が国との紛争に外国を巻き込むことを目標に掲げています。

この戦略では、ドンバスとロシアのクリミアで、テロリストの地下運動と言えるような組織を規定しています。

これはまた、潜在的な戦争の輪郭を定義しています。それは、キエフの戦略家たちによれば「ウクライナに有利な条件で、国際社会の助けを得て」、さらに、よく聞いてください。「ロシア連邦との地政学的な対決において、外国の軍事支援を得て」終わらせるべきだというのです。

実際これは、我が国ロシアに対する敵対行為の準備以外のなにものでもありません。


我々が知っているように、今日既にウクライナは自分たち独自の核兵器をつくるつもりであると宣言しています。これは単なる大言壮語ではありません。ウクライナには、ソビエト時代につくられた核技術と、航空機を含むこれらの兵器の軌道手段、および、ソビエトが設計した射程100kmを超える戦術精密ミサイル「トーチカU」を保有しています。

しかし、彼らはもっと多くのことができます。 それは時間の問題でしかありません。彼らはソビエト時代からこのための土台を整えてきました。

言い換えれば、戦術核兵器の取得は、ウクライナにとって簡単なのです。特にキエフが外国の技術支援を受けている場合、ここでは名前を言いませんが、そのような研究を行っている他の国々よりも、はるかに簡単です。我々はそれを排除することはできません。

もしウクライナが大量破壊兵器を手に入れたら、世界とヨーロッパの状況は激変するでしょう。特に我々ロシアにとっては。

我々は、この本当の危険に反応することしかできません。特に、繰り返しますが、ウクライナの西側の後援者たちは、ウクライナがこれらの武器を入手して、我が国に対する新たな脅威を生み出すのを助けることができるのです。

キエフ政権が、いかに執拗に武器を装備しているかがわかります。

2014年以降、この目的のために、武器や装備の供給、専門家の訓練など、米国だけで数十億ドルを費やしてきました。ここ数カ月、全世界の視線のもと、派手なやり方で、西側の武器がウクライナに着実に流れてきています。外国人のアドバイザーがウクライナの軍隊や特殊部隊の活動を監督しており、我々はそのことをよく承知しています。

近年、NATO諸国の軍事派遣団は、演習の名目でウクライナの領土にほぼ常駐しています。ウクライナ軍の統制システムは、すでにNATOに統合されています。

これは、NATO本部がウクライナ軍に、個別の部隊や分隊にまで、直接命令を出すことができることを意味します。


アメリカとNATOは、ウクライナの領土を軍事作戦の潜在的な舞台として、無分別にも開発しはじめました。定期的に行われる合同演習は、明らかに反ロシアです。昨年だけでも、2万3000人以上の兵士と、1000台以上の部隊が関与しています。

2022年に、外国の軍勢が多国籍演習に参加するためにウクライナに来ることを認める法律がすでに成立しています。もちろん、これらは主にNATO軍です。今年は、少なくとも10回の合同演習が予定されています。

明らかに、これらの事業は、ウクライナ領土において、NATO軍グループが急速に強化されるための、隠れ蓑を提供するように設計されています。

特に、ボリスポリ(キエフ近く)、イワノフランキフスク(西南)、チュグエフ(東部。ソ連の空軍拠点として有名)、オデッサ(黒海の西沿岸)など、いくつかだけしか引用しませんが、アメリカの援助で近代化された飛行場のネットワークは、非常に短い時間で部隊を移動させることが可能なのです。

ウクライナの領空は、ロシア領内を監視する米国の戦略機や偵察機、ドローンの飛行に開放されています。アメリカがオチャコフに建設した海事オペレーションセンターは、ロシアの黒海艦隊と黒海沿岸すべてのインフラに対して、精密兵器の使用を含むNATO軍艦の活動を支援できるようにしていることを付け加えておきます。

ある時、アメリカはクリミアにも同様の施設を建設するつもりでしたが、クリミア人とセヴァストポリの人々がその計画を失敗させたのです。我々はそのことをずっと覚えています。

今日、そのようなセンターは、既にオチャコフに配備されていることを繰り返したいと思います。18世紀には、アレクサンドル・スヴォーロフの兵士がこの都市のために戦いました。彼らの勇気のおかげで、この都市はロシアに組み込まれました。

また、同じく18世紀には、オスマン帝国との戦争でロシアに組み込まれた黒海沿岸の土地に、ノヴォロシア(新ロシア)という名前が付けられました。

今日、これらの歴史上画期的な出来事や、同じようにロシア帝国の国家や軍人の偉人の名前も忘却に追いやろうとされています。彼らの努力なしには現代のウクライナには大都市も黒海へのアクセスさえもなかったでしょうに。

最近、アレクサンドル・スヴォーロフの記念碑が、ポルタバで取り壊されました。どういうことでしょうか。あなた方は自身の過去を放棄するのですか。ロシア帝国の、いわゆる植民地時代の遺産というのですか。その場合、一貫性を保ちなさい。

次に、とりわけウクライナ憲法第17条は、領土への外国軍基地の配備は違法であると規定しています。しかし、これは簡単に回避できる規定にすぎないことが判明しました。

ウクライナにはNATO訓練の作戦(ミッション)があり、それは事実上、外国軍の基地となっています。基地を作戦と呼び、それを終わらせただけなのです。

キエフは長い間、NATO加盟を戦略的な道筋として換気してきました。確かに、各国は自国の安全保障システムを選択し、軍事同盟を結ぶ権利を持っています。

「しかし」がなければ、それは何の問題もないでしょうに。国際文書では、平等かつ不可分の安全保障の原則を、明確に規定しています。これには、他国の安全保障に損害を与えて、自国の安全保障を強化しない義務が含まれています。

この原則は、1999年にイスタンブールで採択されたOSCE(欧州安全保障協力機構)の憲章、および2010年のOSCEアスタナ宣言に定められています。

つまり、安全保障への道筋を選択することは、他国への脅威であってはならないが、ウクライナのNATO加盟は、ロシアの安全保障への直接の脅威となるのです。

2008年4月にルーマニアの首都ブカレストで開催されたNATOサミットで、アメリカはウクライナと、ついでにジョージアがNATOの加盟国になるという決定を採択したことを思い出してください。

アメリカの多くのヨーロッパの同盟国は、この展望にまつわるリスクを既に十分気づいていましたが、彼らはパートナーの原則の意志に屈しなくてはなりませんでした。アメリカ人は、明らかな反ロシア政策を追求するために、彼らを利用しただけなのです。

NATO加盟国の中の一定数は、ウクライナのNATO加盟について依然として非常に懐疑的です。これは一夜では起こらないので心配しないようにというヨーロッパのいくつかの首都からの信号を受け取っています。

実は、我々のアメリカのパートナーも同じことを言っています。 我々は、わかりました、もしそれが明日起こらなければ、明後日起こるでしょう、と答えるでしょう。 これは歴史的に見ると何か違いはありますか。全く何もありません。

さらに、ウクライナ東部での盛んな敵対行為は、もし同国がNATOの基準を満たし、腐敗を克服すれば、NATOに加盟する可能性を排除しないという、アメリカの指導者の立場と表明だと承知しています。

その間、彼らは、NATOがロシアに何の脅威を与えない平和で純粋に防御的な同盟であることを、何度も何度も私たちに納得させようとします。またもや、彼らは我々が彼らの言葉を信じてほしいと思っています。

しかし、我々は、これらの言葉の現実の価値をよく知っています。1990年、ドイツの統一が議論されたとき、アメリカはソビエトの指導部に、NATOの管轄権や軍事的プレゼンスは東に1インチたりとも拡大せず、ドイツの統一は、NATOの軍事組織の東への拡大につながらないことを約束しました。これは引用文です。

彼らはたくさんの口での保証は与えましたが、それらはすべて空のフレーズであることが判明しました。その後、彼らは、中欧と東欧諸国のNATOへの加盟は、モスクワとの関係を改善し、これらの国々の苦い歴史的遺産に根ざした恐怖心を和らげ、さらにはロシアの友好国のベルトをつくることだと請け合い始めたのです。

ところが、起こったのは正反対のことでした。一部の東欧諸国の政府は、ロシア恐怖症にかられて、ロシアの脅威に関する偏見と固定観念を同盟にもたらし、集団的防衛の可能性を強化し、主にロシアに対してそれを配備することを主張しました。

さらに悪いことに、それは1990年代から2000年代初頭に起こりました。我々の開放性と善意のおかげで、ロシアと西側の関係は高いレベルに達していたのですが。

ロシアは、ドイツや中東欧からの撤退を含む、すべての義務を果たし、冷戦の遺産を克服することに大きな貢献を果たしました。我々は一貫して、NATO・ロシア理事会やOSCEの枠組みを含め、協力のためのさまざまな選択肢を提供してきました。

さらに、私はこれまで公に言ったことのないことを言いましょう。今、初めて言います。その後、2000年にアメリカの当時現職のビル・クリントン大統領がモスクワを訪れたとき、私はロシアのNATOへの加盟についてアメリカはどう思うかを彼に尋ねました。

この会話のすべての詳細は明かしませんが、でも、私の質問に対する反応は、いわば極めて控えめで、この可能性に対するアメリカ人の真の態度は、実はその後、彼らの我が国に対してとった行動に実際に明らかになっています。

北コーカサスのテロリストへの明白な支援、我が国の安全保障上の要求や懸念の無視、NATOの継続的拡大、弾道弾迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)からの離脱などを参照に出します。これらは疑問を投げかけます。なぜ? 一体何の意味があるのか、何が目的なのか。わかりました。あなた方は我々を友人や同盟国とはみなしたくないのですね。でも、なぜ我々を敵にしようとするのでしょうか。

答えはただ一つしかありえません。

我々の政治体制やその他のことではないのです。まったく単純に、ロシアのような独立した大国を周囲に必要としないだけなのです。

それがすべての問いに対する答えです。


これがアメリカの伝統的な対露政策の源であり、それ故に我々のあらゆる安全保障上の提案に対する態度でもあるのです。


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