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Laughing Note〜お笑い手帖回顧録 VOL24 お笑いDOJO編 その2

1994年に始まったお笑いDOJOでは、毎回ネタ見せをし、メモを取っていたので、他のライブでは面倒になってメモを取らない時期が続いた為 お笑い手帳もしばらく記載が途切れている。その代わりと言ってはなんだが、DOJOのネタ見せメモを一部ご紹介。
【1994.2月某日赤坂お笑いDOJO 道場破りネタ見せ】
ギブ&テイク:漫才 いじめ 遺書を書く もう死んでしまえ
DonDokoDon:漫才 東京と大坂
〇ツインカム:コント 採用面接 へんな学生
ペナルティー:コント 補習する先生と生徒
ケンとたけぞう:漫才 ノストラダムスの予言
〇三輪けい子:ピンコント 彼に電話しても留守電のOL
Bダッシュ:漫才 学校からの電話を母が取って、、、
〇カンニング:漫才 最近むかつくこと
オールラウンド:コント サングラスマン 港のヨーコ の替え歌
ウルトラモダーンズ:コント 音楽を使ったショートコント
オークラ劇場:スーパーヒーロー万引き少年 + ショートコント
〇スクラップ:実は俺 内田有紀なんだよ。というバカ
あちゃらか:コント 紙芝居風 モグタン
〇MAGURO:OMMGカードで出会う男と女
猿岩石:コント 警察と痴漢の容疑者
キクチサトシ:ピンコント 25歳で初Hする男
スープレックス:漫才 健康と病気
ミトコンドリア:コント つっこみ講座レッスン
〇シグマ:コント 就職が決まった女友達
TIM:コント 調書を取る警官
タロウ:ピンコント 電話BOXから出られない男
〇渡辺勝彦:ピンコント 浮気したサラリーマン夫の帰宅
〇スタスキー&ハッチ:コント 幽霊と写真を撮る記者
ふかわりょう:ピンコント ピャーの連続
〇ぷかぽん:コント キャッチセールス
野出亮:ピンコント 家族旅行したが、親父が事故った と語る男
ユリオカ超特Q:漫談 気になる言葉遣い
ビールズ:コント 歯ブラシのセールスマン
甘さひかえめ:漫才 避難くんれんブームが来る
センターグリーン:コント ショートコント集 家事手伝い リカちゃん電話etc
〇はネタ見せ合格で本番に出演の印。ゴングショーコーナーなので、そこで観客の判定でネタの途中でストップ、不合格とされることもある。2回合格しないと、有段者=一本ネタクラスにはなれないというシステム。
今は有名になった、カンニングやTIM、ふかわりょう、ペナルティー グッサンのいたDonDokoDonの顔の中に 猿岩石の姿もあった。
ユーラシア大陸横断の旅に行く前で、帰国後、番組にゲストに招いたが、今のような雄弁ではなく、急に有名になっている状況に戸惑っているようだった。一躍人気者から、周囲の熱も冷め、低迷している時期に、TBSアナウンサーの野球チームと太田プロのチームで交流試合をしたことがあった。有吉君もいたが、なんだかつまらなそうに見えて、声をかけられなかったのを覚えている。
それが、再復活を遂げ、大物司会者にまでなるとは、夢にも思わなかったが、あのつぶらな瞳の奥では復活の日を狙っていたのかもしれない。眼光は鋭かった記憶がある。
ちなみに相方の森脇氏は、一度サラリーマン生活を経て芸能の世界に復帰、元らんぶるふぃっしゆの大和君の劇団で役者として頑張っている。
スープレックスの川島君は、その後解散して劇団ひとりとして活動。
今や芸人の枠を超えて、小説家 映画監督として八面六臂の活躍。更にオリンピックの開会式にまで出る大物になった。
 この回ではネタ見せで通過しなかったオークラ劇場は、その前の細雪というコンビを解散してピンで活動していた。センスの良いネタながら、キャラクターが地味な印象だったが、その後、数々の芸人のブレーンとして引っ張りだこ。今や放送作家として大活躍している。こうした作家性の強い芸人は、作家に転身し成功している人も多い。テレビのスタッフロールに名前を見つけると、その活躍ぶりに嬉しくなってしまう。
これからの笑いを作っていく若者が犇き、七転八倒していた時代。
平成が終わり令和になり、そんな夢を追う若者たちの顔を思い出す、、この頃。

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