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Laughing Note〜お笑い手帖回顧録vol84

昨夜は、しもきたドーンが無事終了。雨の中今日も足を運んでくれたお客様に感謝。
終演後、軽く打ち上げ。鬼ヶ島の大川原君と、ユリオカ君が参加してくれた。
彼らもなんだかんだ、芸歴が長くなった、所謂オンバト世代。昔話に華が咲いた。世間的にはなかなかのおっさんなのだが、気持ちは20代の頃と変わらなくて、なんか嬉しい。
さて、記録は、彼もオンバトで世に知られる様になったラーメンズの頭脳の公演から。

213.7.8 小林賢太郎 ポツネン P+(欧州凱旋)  東京グローブ座
日本語検定  日本についての誤ったデータに合わせ、正方形の黒い紙をパズル
読書する男 周りの音に敏感で、静かに!と注意 パントマイム
漫画の奴 絵にあわせてポーズ。♪とアイスを取り合う男
奇妙な建物を彷徨う男
んあえお だけで、いろいろ表現
描線している画面に、自分が手を入れて、操作する。
  つなぎでマペットが出てきて、招待状を届ける。
おまけ 手が歩く  東海道五十三次を行く。
マイム・手品もつかって見せる。パフォーマンス

*シンプルで、ムダが無く、スタイリッシュ。言葉が分からなくても通じる笑いを模索。完成度が高い。
※小林君はラーメンズの活動から、徐々に個人の活動に軸を移し、本人の理想のパフォーマンスを追求していた時期。
海外公演も行い、その凱旋的なライブ。
豊富なアイディアと見せ方のバリエーションがハイレベル。そりゃオリンピック任されるよな的なクリエイターだっただけにあの件は残念。あそこまで叩かれる事はなかったと思うが、今はどうしているのかなぁ。 
 
 
2013.7.26 ラママ新人コント大会vol311 渋谷ラママ
OPトーク  流れ星
<準1本ネタ>
ジグザグジギー:殺人犯捕まるが、実は影武者 変装マスクがめくれない
ツインテル:父の葬儀。挨拶が漫才に。
なすなかにし:BIG BANGはいいな。という話を、ベテランが交ぜ返す
<1本ネタ>
ななめ45°:オフィス昼休み。出前の店員がハトのふん。汚がる同僚社員
シソンヌ:コント 料理を振舞う友人。旨いけどアレルギー体質 実はお鍋
トップリード:子供を寝かせサッカー応援。いい場面を観られない妻、勝手な夫
ラバーガール:クラシックの曲が探せない変な客。
流れ星:時代劇のあだ討ちシーン
<コーラスライン> ゲスト 徳光アナの息子
ピンポン:漫才 ネコカフェ。オッサン顔のボケは根路綿君(ネロメ)本名
やすしひろし:猿回し 大阪をアピール ←調教が甘い
かぎしっぽ:女コント ヨガ教室 太めの先生
オキシジェン:漫才 田舎に泊まろうに出たい。遺言DVD 田舎っぽくない料理
地球:コント タイムサービスを教養する せこい大黒まき
プリンセス金魚:漫才 お袋の味が恋しい。オムライス イケメン突っ込み
ムートン:コント 気取ったアーチストに新曲のインタビュー ボキャ好きないバカ。
ヒカリゴケ:漫才 相方の上を行くエピソード 大人のケンカなど
ロビンソンズ:コント 同級生転校するが、行き先がハワイで、素直に悲しめない。
ピーマンズスタンダード:コント 遭難 何が食べたいかの描写が凄い男 表現が落語風
* シソンヌ・ピーマンはGODD 
 ※ラママに、吉本の人が出るのは珍しい。シソンヌはこの頃からセンスが良かった。
なすなかにしは、まだ準一本ネタで、若手なのにベテラン風というのが、売りのスタイルだったが、今は本当にベテランのキャリアになってきた。年齢と芸風が合って来たって事かな。

2013.8.3 磁石単独 ラッキー7
        銀座博品館劇場
コント 社長殺害計画を阻止する セブンフェイス永沢 あるときは、、、
漫才 恋愛シミュレーションゲーム 芸能人と結婚したい
コント メガネライダー
コント 人間型ロボット
漫才 もてたい 不良自慢
漫才 友人の結婚式司会 やってみよう
コント 海外旅行を急にやめる佐々木は超能力者 予知夢、テレパシー 瞬間移動など。
漫才 運命的な出会いがしたい。
Vネタ ヤラセサイコロ 永沢母と大喜利・漫才 CDTV(ツッコミ)自画自賛手紙
* 面白くなったが、長い
磁石は回を追うごとに面白くなって行ったが、テレビサイズの短尺向きではない。そういうところは、僕は好きなんだが。

※磁石もオンバト世代に入ると思われる。
オンバトこと爆笑オンエアバトルは、観客の投票のみで審査される、という仕組みが、芸人にとってはシビアではある一方、プロ視点の評価が可視化されていない為か、世間へのお笑いのポテンシャルの訴求力がやや足りなかった感がある。ここが難しいところ。笑いは本来、会場に足を運んだお客さんの為のもの。この熱をテレビ画面で観ている人に伝えるのは難しい。
それでも、東京、大阪に集中している若手お笑い芸人を全国区にした功績は大きい。
とにかく予算はたっぷりあっただろうなー、と思うと羨ましい。


 

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