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学校の空き教室にシェアオフィスを作って働き方改革も地域課題も日本の教育課題も一気に解決させる

シェアサテライトオフィスTristを作って3年。
今や2拠点、延べ17社、40名近い雇用を生み出してきた。

私がなぜTristをやっているかというと「子ども達が触れられる距離に未来を置く」ためだ。

そのためは学校の近所で歩いて行ける場所に色んな働き方・職種の人たち技術、考え方が集まる場を作っている。

しかし、まだ今のTristでは子ども達と距離がある。社会科見学に来るのではなく、社会が学校に入る必要がある。特別な授業ではなく、日常にしたい。私の最終目標は「学校の空き教室をオフィスにする」だ。学校と社会が、大人と子供が、働くと学ぶが、もっと近づけば、日本の抱える様々な問題が解決に向かうと私は信じている。

シェアオフィスを作り、企業の働き方改革に現場でどっぷりつかりながら、学童を作り、子ども達に4年間授業をし、創業支援事業を行政と一緒に行い、学校でPTAをし、地域の自治会の防災・防犯委員の本部を実際にしてきて見えてきた「企業課題×子ども教育×地域課題」を一気に解決するアイディアだ。

学校の空き教室をオフィスにうまれる具体的な10の場面(私の妄想)


①プログラミングの授業を受けた後に、プログラマーに話を聞きに行ったり、英語授業の後に海外とのテレビ会議を見学する。「なんのために勉強しているのか?」が分かり勉強のモチベーションがあがる。

②デザイナーや研究者が部活動の特別顧問を担う。最先端の情報や技術が入りやすくなり、子ども達の活動が未来に活用できるものになる。

③自分のクラスで「お前、変だ」とハブられている子が隣の教室(オフィス)に行くと「めっちゃ面白いじゃん」と肯定される。多様な大人が入ることでいじめや不登校を事前に防ぎやすくなる。

④テストでも運動会でも活躍できないが、物語を書くことが好きな子がライターと話をして、「すごいじゃん!」と肯定され、自分の才能を思いっきり開花させる。自己肯定感を高めることができる。

⑤PTAに参加するために有休を取らなければならない保護者が会議後にシェアオフィスで働くことにより、前向きに参加できるようになる。

⑥子どもと一緒に登校し、子どもと一緒に下校することで子育ての離職を減らすことができる。登下校の危機を防げる。

⑦地域の大人たちと子ども達が知り合う機会が増えることによって地域のセーフティーネットができやすくなり、安全な地域を作ることができる。地域や学校への若い世代の参画は高齢化する地域において強い力になる。

⑧オフィス通勤者が授業のコマを持つ。そもそも労働人口が少なくなるので、これから伸ばしたい事業(例えば宇宙やモノづくり)に興味を持ってくれる子たちを増やしておくことで将来的に業界や会社にとってメリットになる。

⑨企業の課題や地域の課題を学校の掲示板に張っておくと、子ども視点や他業種の視点からさまざまなアイディアをもらうことができる。

⑩定期的にチャイムがなり、昼休みに外で遊び、下校の音楽が流れると自然とダラダラ仕事をすることがなくなり、濃い時間を過ごすことができる。一緒に昼休みにドッジとかしたら健康になるんじゃないかと。

もちろん、理想論だし、リスクもある。でも、やる価値はある。

先生の働き方改革、子育て世代の忙しさ、地域の高齢化、子どもの多様化、企業の人材不足、少子化による学校の空き教室増加、都内への一極集中。

特に他の大人が入ることで、専門教科、課外授業先生の負担軽減はできると考えている。

もちろん、子どもと大人双方においてセキュリティ(安全)の問題をクリアしないといけないし、公共の施設で営利活動することのハードルもある。
粗を見つけようと思ったら膨大にあるだろうし、批判もされるアイディアだと思う。

学校や地域との問題だけでなく、企業がテレワークを導入するスピードにも左右されるし。でも、やりたい。

埼玉県吉川市で第一歩を始める

いきなり学校にオフィスは難しいのだが、今回埼玉県吉川市で図書館を使ってトライアル的に子ども教育×働き方改革のプロジェクトをやっている。

大人の方向けにセミナーを開催し、公共施設をオフィスとして開放する形を進めながら、同時に小学生と中学生たちに「図書館でプロフェッショナルな大人がいたら、どんなことをやってみたいか?」という話をキックオフ後もテレビ会議で行っている。

地元の企業の社長や図書館館長や行政の方、障がい者就労支援センターの方地元のNPOなども賛同してくださり、プロジェクトに協力してくれている。

事例を一個作ることが超大切。前例ができれば自治体の導入スピードは上がる。

このほかにも、具体的に学校の空き教室でトライアル的にでもできそうな自治体があれば、ぜひ教えてください。全力で関りに行きますので。

私は自分の子どもが小学生のうちに実現したいので、あと4年しかありません。

一つモデル(事例)ができれば、全国に学校はあるので、自治体として導入しやすい仕組みになるはず。どこかの自治体で一個実現したら、そのモデルを導入すれば済むので、0→1を作る力しかない私は他のことをまた探します!

私でないといけない理由はないし、すでに動いている方もいらっしゃるでしょうし、アイディアに価値はなく、仕組みが回ることが目的なので、ぜひ協力しながら早い実現に向けて動いていきたいです!

※チラシのデザイン、トップのイラストは流山のイラストレータ ノグチノブコさんの作品です。


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Backcasting Lab.編集長の尾崎えり子です。(株)Hackcampの執行役員、(株)新閃力の代表をしています。日常のちょっとしたことを「Backcasting(未来から考える)」ることで面白いアイディアをたくさん生み出したいと思います。

コメント8件

“子どもと一緒に登校し、子どもと一緒に下校することで子育ての離職を減らすことができる。登下校の危機を防げる”最幸!
素敵な取り組みですね。
学ぶことの意味を知り、キラキラ働く大人を身近に感じ、信頼できる大人が増えることは子供にとってとても素晴らしいことですね✨✨
セキュリティーについてどのように解決させようとしていますか?親としては慎重にならざるを得ませんが。。
凄い良い取り組みだと思い感動しています!
現役高校生です。
1つ妄想の中に給食も入れて欲しいです。
親子で食べるだけでなく、知らない大人や子供とご飯を食べる事で生まれる効果があると思うんですよ。
コミュ力はもちろんですが、仕事や趣味の話を聞いたりする事によって自分の幅も広がりますし、広い交流はとても大事だと思うんですよ。
僕は将来、初対面の様々な人々がご飯を食べながら仕事や趣味、生き様などを話せる場を地域の中で作りますので是非取り組んで欲しいです。
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