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いつか、必ずこの地に戻ってくる。私は甲子園をあきらめない。

私は今、感動の雄たけびをあげるはずだったグラウンドにたたずんでいる。
雨で、びちゃびちゃの球場をみていたら、走馬灯のように1週間の思い出がよみがえってきた。

企画を立ち上げたのが、1週間前の日曜日、7月17日。デザイナーの中村さんに急ピッチでチラシを作ってもらった。

表参道で洋服を選んでいるかの如く、近所の野球用品店でテンションが上がる私。

どの服でノックするとかっこいいかわくわくしながら考える私。

結構買っちゃった私。

6年ぶりくらいなので、息子と一緒にノックの練習をする私。

生駒市50周年を祝って、DIYユニフォームをつくる私。

手伝ってくれる娘。

手芸が苦手だから、シールで完成させた私。かわいい娘。

「荷物大きすぎるなー。隠れるんちゃうん。」と謎にテンションがあがり、後ろに隠れてみる私。

「横からとっても同じくらいじゃないかな♪」とさらに子供たちに撮影を要求する私。

「ママ、野球の準備しかしてないけど、大丈夫?」という子供たちの心配した顔をまっすぐ見つめながら「日本中のすべての子どもたちをワクワクさせてくる」と抱きしめた。

「ママはすべての子ども達を救うのがお仕事なんだよね?野球して助けられるの?意味が分からない」と、またまっすぐな瞳で質問をされたので、こちらもまっすぐに伝えた。

「ママは今回野球イベントをする。なんか面白そうだなーって人が集まる。参加した人がそこですっごく楽しい想いをしたら、ママが次に何かやりたい時に『よく分からないけど、尾崎さんがやるなら楽しそうだ』って手伝ってくれたり、集まってくれたりする。『よく分からないけど』ついてきてくれるってのがポイント。ママが作りたいのは、まだ誰も分からない未来だから。そこに一緒についてきてくれる仲間を集めたいの。ママができることは『面白いこと」だけなのよ。それ以外何もできない。でも、『面白いこと』は人もお金も集めることができるのよ。そこで集めたものは全部子ども達のために使うの。可哀想だから助けたいという気持ちもすごく大切。でも、楽しいことをしていたら、それがいつの間にか色んな子ども達のためになるってことの方が『続く』気がするのよ。ママがいなくても『続く』ってことが何よりも大事だと思ってるの。」

「ふーん。ママがいらなくなったら、仕事無くなって困るやん」と子ども達は言った。
「心配するな、いくらでも仕事は作れる」とかっこつけてみた。

今は分からなくてもいい。
ただ、私がアホみたいに楽しんでいる姿を見ていてくれたらいい。
結局、人間は動物なのだ。子ども達は親の行動を真似ることで学び、さらに多様な大人の真似をしながら、次世代のやり方を身に着けていくのだ。

教科書には書いていない「面白いこと」をする方法を、たくさんの子ども達に見てもらいたい。

ま、そんな熱く語ってたものの、雨で中止。
分かっていた、私がワクワクして、本気出そうとしたら、だいたいこうなる。生粋の雨女だから。とことん、天気には嫌われている。

イベント中止連絡をしたにも関わらず、新幹線まで止めてくるとは、向こうも本気だしてきた。

でも、その間、こっちはとんかつ弁当食べながら、大好きな流山市と生駒市のシティプロモーション担当のお二人が出ているシンポジウムをゆっくり視聴できた。

私をがっかりさせたかったんだろうが、2時間待たされても、凹まんわ。天気のバーカ。

それにしても、河尻さんも大垣さんもカッコいいな。仕事に覚悟と誇りを持ってる。こんなかっこいいお二人がいる地域で仕事できるなんて幸せだ。

ノックの時に、バッとジャージを脱いで、拍手喝采されるはずだった手作り野球アンダーシャツ「IKOMA50」を着て、今回も生駒の母、AirBオーナー砂さんのお家でいい夢みます。

必ず、この企画はまたやります!!

(撮影協力 砂さん。意味の分からない撮影に付き合ってくださって、ありがとうございます。)





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