マガジンのカバー画像

ICT授業作家「未来メガネ」

86
面白い授業の種になることをワクワクしながら書いていきたいと思います。
運営しているクリエイター

2018年12月の記事一覧

「わたしには理解できません。だからお任せします。だから一緒にやりましょう」を敬意と共に言えるのが多様性だと思う。

先日、埼玉県吉川市の「多様な女性の働き方」というイベントに呼んでいたた。 地元企業の社長、NPO代表、創業者がパネリストとして登壇され、私と中原市長がコメンテーターとして話を聞かせていただいた。 登壇席に座る唯一の男性である山崎 智士 さん(株式会社サティス製薬 代表取締役) が「制度は女性社員たちに作ってもらいます。私にはわからないですから。私も子育てをしていましたが、男性が行う子育てと女性は違うでしょうから」がサラッとおっしゃった。 女性だらけのこの場所で「理解でき

M-1 2018審査員コメントから分析 <面白いプレゼンをするための7つのポイントとお笑い的練習法 >

35歳の誕生日の今夜、私はお笑い養成所の同期のライブで審査員をしている。(※私は今、お笑い養成所の放送作家コースに通っている) 私の前にはテレビ全盛期時代のコンテンツを作ってきた先生や、現役でお笑い賞レースの審査員を務める先生方が座っている。 1回目のライブでは点数のつけ方がわからず困った。 点数の差をどこで作ればよいかわからなかった。 その結果、多くのコンビに平均点をつけるという素人丸出しの評価しかできなかった。 判断軸のない審査はこんなにも難しいのかと思い知った。

「僕は満員電車に乗って、お金のために辛くても辞めずに1つの会社で頑張るのが仕事だと思ってました」

先日、地元の中学校の職業人講話によんでいただき、1年生に向けて仕事について語ってきた。 びっしりと書いてくれた感想を見ていると彼らの仕事観が見えてくる。 「仕事は一つに決めたら、そこで頑張るもの」 「失敗をしたら、もう成功はできないと思っていた」 「お金のためだけに働くと思っていた。」 「満員電車で苦しそう。修行のようなイメージ」 2030年の社会に彼らは出ていく。 2030年とはこんな社会だ。 しかし、彼らは社会に出るその日まで、学校という遮断された世界にいる。 一

優先順位のトップが「会社」ではない人が爆発的に結果を出す組織とは?HackCampの2つの「当たり前」

「編み物をする時間と子どもとの時間が無くなったら仕事辞める」私の友達が5か月前、HackCampに就職した。 彼女はずっと10年間自宅でフリーランスの仕事をしていた。 私と彼女は働く価値観が真逆だった。 24時間365日働きたい私とは違い、彼女は「働くのは好きではない。編み物と子どもたちとの時間がなくなるくらいなら仕事を辞める」と言い切っていた。 それなのに。そう強く言っていたのに。 彼女はたった1か月で会社にとってなくてはならない存在になり、土日もイキイキと働いていた。社

なぜ自社が順調なのに、HackCampの社員になったのか?

「倒産したら、また会社員になろう」 会社を立ち上げた4年半前、29歳の私は決めていた。「うまくいかなかったら、また会社員に戻ろう」と。 自分が経営者として会社を黒字にできる自信もなかったから、数年やってうまくいかなかったら、社長の肩書もプライドも捨ててもう一度会社員になろう。失敗したって、まだ30代前半だ。仕事を選ばなければなんだってできる。 そう思うことで、起業というチャレンジのスタートが切れた。 だから、まさか「うまくいっているから、また会社員に戻ろう」 そう