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こんな3曲はいかがでしょう?

#スキな3曲を熱く語る ってタグをつけるための文章を書こうと思ったのですが、良く考えてみてください。たった3曲ですよ?私はポップスもロックもジャズもクラシックも聴く人間ですが、何をどうしたら3曲に絞ることができようぞ。💢

で、考えましたよ、3日くらい。そして行きついたのが逆転の発想です。ちょうど3曲くらいになるように、対象を極々狭いジャンルに絞れば良いのだと。なので、今回私が熱く語るのは題して、

J・S・バッハ作曲 の ⑵クラヴィーア曲  殆ど演奏されない んだけど ⑷とっても良い曲

です。かなりマニアックなタイトルなので気に入ってます。🙌

では早速。

①カプリッチョ ホ長調 BWV993
(通称:ヨハン・クリストフ・バッハをたたえて)
幼くして両親を亡くしたセバスチャンを育ててくれた長兄のクリストフに捧げられたもので、セバスチャンの比較的若いころの作品だと言われています。明るく、ハツラツとした曲調なので、ちょっと元気を出したいときにはピッタリだと思います。単一曲なので短いですし。


②イタリア風アリアと変奏 BWV989
セバスチャンが作曲した真作とされる「変奏曲」は2曲しかありません。誰もが知っている「ゴルドベルク変奏曲」とこの曲です。有名なゴルドベルクとは違い、とてもシンプルな「the 変奏曲」といった感じで、主題のアリアと、10の変奏の合わせて11曲から成るものですが、作曲の経緯は詳しく分かっていないようです。恐らく、変奏曲の演奏技術や作曲技法を教えるために書いたのではないか、と私は思っています。また演奏時間も長大なゴルドベルクに対し、繰り返し有りで演奏しても15分程度と短いので聴きやすいのではないでしょうか。


③組曲 変ホ長調 BWV819
セバスチャンのクラヴィーアの組曲といえば「フランス組曲」、「イギリス組曲」、「パルティータ」(あとは「フランス風序曲」ですかね)の独占状態ですよね。そのどれにも入っていない曲はまず演奏される機会が無いように思います。そんなクラヴィーア組曲の中でもこの組曲は5曲構成と他の組曲に比べ曲数は少ないものの、冒頭の組曲にも勝るとも劣らない名曲だと思います。何とも言えない優しさと幸福感に満ち溢れています。




いかがでしたでしょうか?あまり熱くは語ってないです、長くなっちゃうので。でもバッハ好きの私としてはもっと広く聴かれても良いのになぁ、と常々思っている曲なので、是非聴いていただけると嬉しいです。

ちなみに、これらの曲はすべてこの楽譜に載っていて購入することができます。ご自分で演奏されるのも良いかと思います。

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Miscellaneous Keyboard Works




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