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日本の昔ばなしを考える【浦島太郎編#2】

【浦島太郎編#1】の続き


アインシュタインが1905年に発表した特殊相対性理論から次のことが言える。

「高速で移動すればするほど移動していない場所に比べて時間の進み方は遅くなる(もしも光速で移動できたとしたら時間は止まる)」

例えば、光速の99%で移動すると仮定した場合、時間の進み方は(単純計算で)地球上の約0.14倍になる。つまりこのスピードで10年間移動すると、地球上では10年÷0.14≒71.4年経つことになる。もし私が今から光速の99%の速度で宇宙旅行に(私の時間、つまり宇宙船内の時間で)10年間出かけて地球に戻ってきたとしたら私の年齢は53+10=63歳。一方、地球で普通に暮らしていたあなた🫵は(現在の年齢+71.4)歳になっている、ということなのだ(多分、死んでるね)。

この現象のことを我々日本人はしばしば「ウラシマ効果」と呼んでいる。浦島太郎が竜宮城である程度の月日を過ごしただけなのに玉手箱を開けた浜辺は既に何十年、何百年と経っていた、という浦島太郎の話そっくりなのですごく理解しやすいからだ。逆に言うと浦島太郎を知らない欧米人などはウラシマ効果を理解しにくいらしい。


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事象④
有史以前(今から2千年以上前)の日本に数体の宇宙人がやってきた。目的はそれを遡ること約千年前に地球に送り込んだ人類の祖先となる宇宙生物がどのような変化を遂げているかの調査のために。彼らは現代の我々の人知をもってしても不可能なことをいとも簡単に行う能力があった。それは所謂、科学技術とも違っていて超能力に近いものだった。優秀な彼らは既に自分たちの将来を考え、移住できる星を探していたのである。そのうちの一つが地球だったのだ。そして彼らは自分達の星に生息していた、自分達に比較的近い生態の生物を実験用として数万の規模で地球上に送り込んだ。

宇宙人が調査に来た時、千年前に送り込んだ宇宙生物は地球の環境に適応すべく多少の変化は起こしていたものの、順調に数を増やしていた。そして元々地球上にいた原猿から進化した動物は何故か絶滅していた。これは日本に限ったことではなく、全地球的規模で起こっていた現象である。

日本に到着した宇宙人は早速調査を開始した。送り込んだ宇宙生物(つまり、我々人類)は喉から音を発することにより意思疎通を図っていた(つまり、言語)。宇宙人は当時の日本語を瞬時に会得し、周囲の人間から聞き取りをしたのだった。その結果、人間は自らのルーツについては何も知識を持っていなかった。そう、宇宙人が人類を送り込んだ時にはまだ言語は無かったからだ。

そこで、宇宙人は大まかな人類の起源、つまり約千年前に自分達が違う星から連れてきた宇宙生物について現代でいうボイスレコーダーのようなものに当時の日本語で録音し、当時の日本人の代表者と思しき人物に手渡してから地球を後にしたのだった。


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この記事を読んでいる察しのいいあなた🫵ならもう分かりましたね。宇宙人は当時の日本人に分かるように置き換えて人類の起源を録音していたのです。
宇宙生物=浦島太郎
宇宙船=亀
宇宙空間=海中
宇宙船内での生活=竜宮城での生活
宇宙人=乙姫

そして、その後の長い時間の経過の中で宇宙人が残していったボイスレコーダのようなものは作動しなくなり行方知れずになったものの、「玉手箱」として物語の中に取り込まれたのです。また元々、出発地の「他の星」は「ある浜辺」、到着地である「地球」は「別の浜辺」だったはずなのですが、語り継がれている間にいつしか同じ浜辺になってしまったのです。

決定的に話をややこしくしてしまったのは、宇宙人がある意味余計なことを言い残していったのが原因です。「当時(約千年前)、君たちの祖先である浦島太郎(宇宙生物)は数十年しか竜宮城での生活(宇宙船での生活)をしていなかったのににも関わらず、ここ(地球上)では数百年も経っていたのだ」と。なのでウラシマ効果とは、浦島太郎の話よりも先にあった事実を指しているに過ぎないのです。アインシュタインが特殊相対性理論を発表する5千年以上前に起こった出来事の。


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事象⑤
これまで述べたことは全て私が子供の頃から忘れたかけた時に繰り返し必ず見る「不思議な夢」の話だった。



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