非行少年

今日からは非行について話します。

前回は自己肯定感のことをお話ししました。
自己肯定感が非行にも大きく関わっているそうです。


前回は親から自分のことを認めてもらえないと言うことで自己肯定感が育たず他者をいじめると言うことにつながる話をしました。

この話には続きがあります。


あまりにも極端に家庭内でそういったことが行われていると、自己肯定感が育たないだけではなく、家庭内に自分の居場所がなくなってしまいます。

家庭に居場所がなくなると言う事は家庭以外の場所で安心できる場所を探そうとすることになりますね。

それで少しずつ家に帰るのが遅くなり、家族が大嫌いだという意見に賛成してくれる仲間を探し、そういった友だちと遊ぶようになります。

これに加えて非行に走る多くの場合では、学校の先生からも激しく叱責されているなどと、どこに行っても自分の居場所がなくなってしまっている子が多いです。

その結果、
悪いことをして大人たちの気を引こうとする。
自分に注目してもらおうとする。
こういった姿が生まれてきます。
これが飛行です。

そして一度そういうことを始めてしまうとなかなか戻れないんですね。
やっぱり大人たちと言うものが信じられなくなって、話を聞かなくなっていく。
そして自分の行動を批判する大人がまた増えて、どんどん大人は自分と向き合ってくれないものだと行動を激しくしていく。

まさに悪循環ですね。

元に戻るためには、本当に向き合ってくれる特定の大人が長期間にわたって
「あなたには期待している」
「無限の可能性があるんだ」
ということを話していく必要がありますね。


次回はすごく優秀だった子が突然非行に走っていくパターンを見ていきたいと思います。

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