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付録2

15.悪ノリには関わらない

子どもってすぐに調子乗るからな。

どんな言葉や言い方であれ、話しかけることはツッコミを入れるのと一緒や。
ツッコミを入れるということは火に油を注ぐ行為になるねん。

そういう時は無視するのが一番や。
そのうち落ち着くやろ。

ただし、いつまで経ってもやってる時は悪ノリじゃなくて気を引きたいんかもしれへんから、そういう時には「どうしたん?」とか優しく話しかけたるとええで。

16.子どもの良くない行動は自分の行動と照らし合わせてみる

子どもってホンマに親の行動をよう見てるねんな。

小さい時でこそ「お母さんだってやってるやん」とか言うてこえへんものの、言葉の代わりに行動で真似してくるからな。

ある意味、生意気なこと言われるより厄介かもしれんな。

まずは子どもを何とかしよう思う前に、自分も似たようなことやってないか思い返してみるとええで。

17. 頑張り過ぎずにいつも笑顔で接する

基本中の基本や。
それやったら1番最初に言え思た?

でも最初に言うてしまうと大体この辺でもう忘れるねん。

というのも、少しずつ結果が見えてくると「よっしゃ!」思て頑張り過ぎてまうねんな。
段々頑張り過ぎて怖くなりよるねん。

別に120%の力を出し切ったからって、今日明日で子どもは変わらへんで。

60〜80%ぐらいでええねん。
その方が肩の力抜いて笑顔で過ごせるからな。

アンタが笑顔やと子どもは幸せを感じられるし、安心して自分の思いをアンタにぶつけられるやろ?

それでこそホンマに素敵な親子関係やん?

18.食べなくてもそこまで気にしない

ここでは食べさせるコツを紹介するで。
例えば、おかずを自分で手づかみで食べさせるねん。

ほんで、その隙にというか合間を見てこっちでご飯を口に入れていく。
とかやると、意外と食べてくれるで。

要は指先を動かして気が逸れてる間にパッとご飯を口に入れてしまうというわけや。

「あれがイヤ」「これがイヤ」って子どもはほとんどが見た目で判断してるから案外有効な手段やで。

それがアカンでも2,3年待てば必ず食べる日が来るから、「まぁええか」の精神でおるのが1番や。

19.「叱る」ではなく「伝える」

「注意せなあかん」思てたら、子どもにとって難しい話になっていってしまうもんや。

どうせ通じひんかったら話すだけ時間のムダやと思わへん?

それなら自分のやってほしいように話すのが効率的や。

食事中に立ち上がったなら「座って食べて」でええし、危ない場所に上った時は「下りて」とかな。

短く、具体的がええで。

一応、応用編も紹介しとこか。
遊びにしてしまえばええねん。
ただこれは大人が動かなあかんから、ちょっとしんどいかもしれへん。

例えば公園から勝手に出て行こうしたとする。
ほんなら「こっちおいで」って声かけるのがええわな?

それでも聞かへん時。

子どもの隣に行って、手繋いで「あの滑り台まで競争!よーい、どん!」ってちょっとだけ引っ張りながら走ったええねん。

効果は絶大や!

乗ってきた頃にはもう公園から出ようとしとったことなんか忘れてるし、叱られるどころか大人と一緒に遊べるなんて最高やろ?

なんなら「もっかい」ぐらいに言いよるわ。


20.「ダメ」「いけない」を使わない

否定的な言葉っていうのは子どものやる気を損なうねん。

だからまずは褒めてから「こうするとええよ」って言うのが基本形や。

おもちゃを投げて片付けた時に「投げるのはダメでしょ!」って怒られるのと
「お片付け上手やね!でも次からは優しくしまってな?」って言われるの

アンタならどっちの大人の話聞こう思た?

言い方一つでここまで変わるからな?
「ダメ」「いけない」の2つを封印したら、自然と後者みたいな言い方に近付いていくで。

21.常にオッケーか、常に禁止か統一する

なんでこの時はオッケーでなんでこの時はアカンか。

ここを子どもが理解できてれば別にオッケーの時とアカン時があってもええねん。

けど、それが難しくて分からんのやったらやめた方がええ。
子どもからするとアンタの意見はブレブレやねん。

オッケー言うたりアカン言うたり、「気分で変えてるんや」思われるから子どもは怒るんやで。

子どもが小さいほど場合わけとか無しで、ルールは統一されてた方がええな。

22.頑張る自分を褒める

子育てをすること自体がすごいことやからな。
まずはそれを頭に入れておくことや。

子育てってどうしても閉鎖的な環境になりがちやから、ご褒美でリフレッシュは絶対にせなアカン。

「ガマンガマン」やといつか歪みが出てきて素敵な子育てなんか続かへん。出来ひん。

全く違った環境で自分の時間を思い切り楽しんできてこそ、子育てとまた向き合えるってもんや。

そのためには旦那の協力も必要やな。

それが無理でも1時間1200円ぐらいでベビーシッターにも来てもらえるこの時代やからな。
利用するのも手やと思うわ。


23.できること、できそうなことはやらせてみる

ここがルソ夫式の3本柱の1つ。※
「自分のことは自分でやらせる」に繋がるところや。

靴履くのも服着るのも大人がやれば一瞬で終わるねん。

でも今時間をかけてできるようになれば、それ以降大人は「靴履いてな」の一言で済むんやで?

大人がやってあげるうちは絶対に1人でできるようにならへん。
なんぼ歳を重ねてもや。

だったら今できることを少しでも増やした方がええやろ?
むしろ時間に余裕がある小さいうちにやるのがオススメや。

ただ、子どもにとって無理のないように。


24.子どもの話、行動の意味を考える。

子どもの行動には必ず意味があるねん。

それを考えることが25.に繋がっていくからな。
まずは考えることが大事や。

例えば食事してたと思ったら急にフォーク投げてみることとかあるやろ?
「なんで投げるねん!」言う前にまずは考えてみる。

投げた理由はフォークで上手く刺されへんかったとかそんなんやから。

何を思ってるんか、伝えたいんかを深く考えながら読み取るんや。

25.子どもの思いを叶える、叶えようとすることで納得させる。

親子で信頼関係を作るための基礎や。

信頼関係が築けるのは「私は大切にされてるんや」って思ってる証やで。

ただ、現代人はホンマに時間がないのもまた事実やからな。
子どもの話を聞くのもなかなか簡単ちゃうな。

最初は大変やと思うで。
でも時間をかけて少しずつやっていく。

慣れてきたら簡単なことや。

信頼関係がなければルソ夫式の3本柱がまるまる立たへんなってしまうからな。

最重要項目やで。


26.食材である程度遊ぶ事も食事の一環だと捉える

子どもにとっては全てのものが初めてや。
それがどんな物なんか遊びながら試したいねん。

昨日まで食べてたもんだってある程度成長したらまた試したくなるもんや。

アンタかて昔見てたアニメを引っ張り出してきて今見たらどうや?
同じもん見とっても感じることは全く違うやろ?

時間が経てば見方も変わるもんや。


27.手づかみ食べをさせる

手づかみ食べは指先の運動にも繋がっていくから、スプーン、フォーク、箸にも関係してくるねん。

どうや?大事やろ?

それと最近糊が触られへん子が多くなってるの知ってるか?
あの白いベトベトしたでんぷんのりってやつ。

それと食事が関係あるねん。
意外やろ?

どういうことか言うたら、小さいの頃にご飯手で触ったり、汁物の中に手突っ込んだりしたことない子が多いっちゅう話や。

だから1,2歳になって制作でもしてみようって時に「気持ち悪い」思てしもて糊に触られへんねん。

手づかみ食べ、もちろん最初は散らかすで。
でもこれも1人で食事するための第一歩や。

大変なんは最初だけ。
しばらくの我慢や。

28.片付けは一緒に楽しそうにやる。

これは小学生ぐらいになってから自分の物を自分で片付けたり管理したりする事に繋がるからな。

小さいうちは片付けも遊びにできるから、そうやって楽しくできるうちに習慣にしてしまうのがベストやで。


29.指先の遊びを取り入れる

指先遊びの真髄は「集中力が高まる」ってところにあるねん。

集中力は何をするにもものすごい大事やから、小さいうちに脳みそを鍛えておくんや。

集中力のない子は何しても身にならんからからな。

集中力で学力から頭の回転まで全てが決まる言うても過言じゃないで。


30.子どもに期待し過ぎない

なんか分からへんけど、自分の子どもって天才に見えるもんやねん。

そうなってしまうと、あれこれ無理矢理やらせる事に繋がってしまうからやめた方がええで。

それをこなしてるうちはまだええねんけど、出来ひんなった時に「アカン子になってしまった」っていう目でしか見られへんなってしまうからな。

気持ち的には「こんなことできるや!すごいなぁ」ぐらいに留めておいた方がええ。

「この子ならあれもできるはず」とかなってしもたら、それはもう期待してしもてるで。

31.年齢に合ったこと(遊び)をする

別に難しいことをやらせたらアカンということではないで。
ただ、親が押し付けることではないからな。

自分で興味を持って「やりたい」言うた時にやらせてあげたらええいうことや。

そこだけ覚えといたらええで。


32.行動と言葉を結び付ける

その子の表現方法を増やしてあげることが大事やねん。

「嫌や!」って思た時にそれを伝える方法って色々あるやん?
泣くとか叩くとか噛みつくとか。

でも色々ある中で、言葉で「いや」って言えるのが1番ええやん?

ところが、急に「そういう時は『いや』言うねんで」言うてもそれは無理や。

だから日常の楽しい場面で言葉を通した表現を覚えてもらう。

そうすることで何かあっても口で言えるようになっていくんや。


33.上手くいかない時は諦めて明日からやればいい

生き物って毎日気分も違えば体調だって違うわけやろ?

つまり毎日同じことしても同じ結果になるわけないねん。

相性が悪い日とかダメダメな日とかそういうこともあるやん?

1日置けば絶対にまた変わるから。
そんな日は諦めるのも大事や


34.覚えたことは毎日続ける

ええか?
今一瞬大変な思いをしておいて、あとは子どもに1人でなんでも出来るのようになってもらう。

ほんでもってワシらは楽できる。

これがルソ夫式のあるべき姿や。

でもこれって組み立てていくのは時間かかるけど、壊そうと思えばこんなもん一瞬でさよならや。

大人もそうやけど、子どもだってダラけてやらへんなるまでは一瞬やで。

だから、60〜80%の力で過ごすかわりに毎日続ける。

そして頑張ってる姿を毎日子どもに見せるんや。

※ルソ夫式3本柱とは
・自分のことは自分でやらせる
・大人の話を聞かせる
・子どもを大切にする

ほな、頑張るんやで。
アンタならやれる。

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