規制のない産業の人月単価が死んでいく話

最近諸事情あってお仕事に対する値段の付け方を考えていたのですが、これは結構やばいな、と思ったので備忘がてら書いておきます。


さて、モノ・サービスの値段は、ざっくり言えばお客様が払ってもいいと思う金額によって決まります。
で、お客様が払ってもいい金額は大きく分けて次の2つのいずれか、もしくはいずれも、のプロセスによって決まると思っています。

①自分でやるお値段より安い
②他の人がやってくれるより安い

で、これまでは、
1)サービス範囲と値段をずらして差別化できた
2)情報の非対称性でごまかしがきいた
3)②が低い所で高止まっていた
のですが、これからの時代、非規制産業では
1)サービス毎に値付けしてフロント処理してもコストがあまり変わらない(=規模の経済が利きやすい)
2)情報の非対称性がほぼない(情弱ユーザー向けは追加課金で処理され、それ以外はデジタルに1される)
3)②が限界コストまで下がる(自動化集約化と個別化のニーズ別のコスト配賦が起きる。起きない企業のシェアは価格とサービス品質で取られて最後下がる)
という動きが基本的には起きるな、と。

これ自体は、昔から当たり前の話ではあり、色々な所でそれぞれ進んでいるのですが、クラウド系の各種技術と、フレームワークやOSS・モジュールの充実で大分転換点にいそうだな、と思う次第です。

入出力接点がうまく再構築されたら死ぬ業界がいっぱいありそうですね!!!!
と言う話


まあ、人月単価で商売しているところは、そのまま数字で差が出て死にそうだな、と思っております

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